中国国内の空港では出発、到着のいずれの便においても遅延が発生するのはさほど珍しいことではない。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国国内の空港では出発、到着のいずれの便においても遅延が発生するのはさほど珍しいことではない。

 中国メディアの南方都市報はこのほど、中国で国内線を利用するにあたって、中国人は遅延が生じることにすっかり慣れてしまっていると伝える一方、日本航空(JAL)は2015年に定時到着率で世界一の座を獲得したことを紹介し、JALはいかにして世界一の定時到着率を実現したのかを考察している。

 記事は、JALが過去7年の定時到着率ランキングで5回にわたって世界一になったことを紹介。15年は主要航空会社部門、アジア・パシフィック主要航空会社部門、アライアンス部門の3つの部門において、JALの定時到着率はいずれも世界第1位だったが、主要3部門を同時に制覇した航空会社は現時点でJALのみであると紹介した。

 続けて、定時到着率ランキングで世界一となった背後には、あらゆる職員の努力が存在すると伝え、出発の10分前になっても搭乗していない客がいた場合は放送と人力で探し始めるなどの対応マニュアルがあり、時間どおりの運航に向けて徹底して行っていると紹介。一方で、こうした対応はすべて「快適で安全な旅」のためであると指摘し、こうした考え方が結果として定時到着率の高さにつながっていると高く評価した。

 中国の国内線などでは出発や到着が遅れるケースは珍しいものではない。だが、遅延が生じると中国人の乗客が激怒し、暴れだしたり、賠償金を要求したりするトラブルがたびたび起きており、そのたびに国内外で大きな話題となっている。中国人は今後、JALを利用すれば、遅延もなく快適な旅ができるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)