AFX通信によると、米サーバーメーカー最大手サン・マイクロシステムズのスティーブ・ペリティエ上級副社長(国際エンジニアリング担当)は6日、サンフランシスコで記者会見し、コスト削減の一環として、今後2年間で、インド南部のカルナータカ州の州都バンガロールでのソフトウエア・エンジニア部隊を現在の2倍の2000人規模に拡大する方針を明らかにした。また、同氏は北京とサンクトペテルスブルクにある同社研究開発部門を拡大するとした。

  一方、高コストの開発を行っている米国内の技術者の人員削減は行わないものの、米国での新規雇用は優先しない方針で臨むとしている。同社は4月14日の第1四半期決算で900万ドルの最終赤字を計上したが、ここ数年はIBMやデル、ヒューレット・パッカードなど同業他社との競争で赤字経営を余儀なくされており、業績回復が最大の課題となっている。 【了】