2016年J1、“絶対に見逃せない”若手はこの10人!
2016年のJリーグがいよいよ開幕する。
J1は27日(土曜)、J2は28日(日曜)に第1節が行われる予定だ(J1のガンバ大阪対鹿島アントラーズは28日14時5分キックオフ)。
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明治安田生命Jリーグはいよいよ2/27(土)・28(日)に開幕! #Jリーグ開幕 pic.twitter.com/hP04u0AFCN
- Jリーグ (@J_League) 2016, 2月 22
今年は8月にリオ五輪が控えている(ただし、Jリーグの中断はなし)ので、ここでは今季ブレイクが期待される若手選手たちを取り上げてみたい。
浅野 拓磨(FW/21歳/サンフレッチェ広島)
1月に行われたAFC U-23選手権の決勝・韓国戦で殊勲の2ゴールを決め、“ジャガー・ポーズ”とともに一躍時の人となった浅野。
まだまだ技術面に粗さはあるが、50m5秒台の快速と高い決定力を武器に昨シーズンはJ1王者に輝いた広島で8ゴールを記録した。
ただ得点は全て途中出場からで先発の座を確保したわけではない。今シーズンは尊敬する佐藤寿人からポジションを奪い、エースとしてリオ五輪に臨むことができるだろうか。
井手口 陽介(MF/19歳/ガンバ大阪)
宇佐美貴史が“怪物”と評す、ガンバユースが生んだ傑作。豊富な運動量と正確な技術、判断力によってチーム全体にリズムを生み出す才能の塊のような選手で、ロングレンジのパス、シュートも非常に精度が高い。
ガンバでは遠藤保仁、今野泰幸という百戦錬磨の相手と“日本一厳しいポジション争い”をすることになるが、ACLとの並行で過密日程が続くだけに出番は少なくないだろう。活躍次第ではリオ五輪出場も見えてくるはずだ。
中村 航輔(GK/21歳/柏レイソル)
昨シーズン、レンタル先のJ2・アビスパ福岡でセンセーショナルな活躍を見せた“リアルSGGK”。
福岡のサポーターは昇格の立役者となった中村の残留を望んだが、柏は長年不動の守護神として君臨した菅野孝憲の移籍を許可し、正GKとして呼び戻した。この事実がクラブの中村に対する期待を物語っているだろう。
1月のAFC U-23選手権は直前の負傷により離脱、同大会では櫛引政敏がビッグセーブを連発しアジア制覇の原動力となった。リオ五輪のゴールマウスを守るにはJ1で“違い”を見せ付ける必要があるが、それだけの能力を十分に有した選手だ。
関根 貴大(MF/20歳/浦和レッズ)
浦和ユース出身、高いテクニックと一瞬で最高速度に到達する加速力が武器のドリブラー。昨シーズン、右ウィングバックのポジションを獲得し、5月の月間MVPに輝くなど、チームの1stステージ優勝に貢献した。
リオ五輪世代では最も結果を残している選手の1人だが、AFC U-23選手権の選考から漏れ、ファンの間で物議を呼んだ。それだけに今年は議論の余地がなくなるほどの活躍を見せ、手倉森誠監督に良い意味で“プレッシャー”をかけてほしいところだ。
植田 直通(DF/21歳/鹿島アントラーズ)
鋭い眼光で睨みを利かせる、闘争心に溢れたセンターバック。
恵まれた体格を生かした空中戦の強さが武器だが、50m6秒前半のスピードとテコンドー仕込みのキックも特徴で、潜在能力とスケール感では日本歴代屈指のDFといえる。ユース代表では長く岩波拓也とコンビを組んでおり、先月のAFC U-23選手権でも活躍した。
プロ入り後は鹿島の厚い選手層に阻まれレギュラーを確保できていないが、今年は韓国代表のファン・ソッコが負傷したこともあり、開幕からレギュラーとしての活躍が期待される。
金森 健志(FW/21歳/アビスパ福岡)
“博多のネイマール”の異名を持つドリブラー。強気な仕掛けとパンチ力のあるシュート、ヴァヒド・ハリルホジッチ監督の口癖であるデュエル(球際の強さ)も特徴的だ。
昨年はJ1昇格を果たした福岡でレギュラーの一角を担ったが、終盤に怪我を負ったこともありAFC U-23選手権のメンバーには選ばれず。短い時間で流れを変えられる選手なだけに自身初となるJ1の舞台で活躍し、リオ五輪のメンバーに滑り込みたいところだ。
鎌田 大地(MF/19歳/サガン鳥栖)
高卒ルーキーだった昨年、J1デビュー戦でゴールを決めると、リーグ戦中盤には一時レギュラーポジションも獲得。
相手に体を預けてボールをキープしつつキラーパスを出すそのプレースタイルから“中田2世”などと呼ばれるが、物怖じしない態度と“ビッグマウス”は本田圭佑にも例えられている。
鈴木 優磨(FW/19歳/鹿島アントラーズ)
【J-22】鈴木優磨選手が、Jリーグ・アンダー22選抜に招集!明日6/7(日)13時キックオフの鳥取戦に臨みます! #antlers http://t.co/FtrXPA8Flk pic.twitter.com/UobJLBTz8u
- 鹿島アントラーズ 公式 (@atlrs_official) 2015年6月6日
跳躍力とポジショニングに優れたストライカー。岡崎慎司をお手本としているだけあって、上手さのある選手ではないが泥臭くゴール前に飛び込む。
これまで出場機会は多くないが、短い時間で高い得点率を誇っており、今年のニューイヤーカップ・水戸との試合でもゴールをマークした。プロ入り3年目、飛躍が期待される。
小川 航基(FW/18歳/ジュビロ磐田)
中村俊輔を輩出した桐光学園出身のFWで、“高校No.1”とも呼ばれた万能ストライカー。
2017年U-20ワールドカップ出場を目指す代表チームでもコンスタントに得点を記録し、先日行われたニューイヤーカップ、清水エスパルスとの静岡ダービーではいきなり決勝ゴールを決めた。
伊藤 涼太郎(MF/18歳/浦和レッズ)
岡山県の名門・作陽高校の背番号10を背負ったアタッカー。セレッソ大阪U-15に所属していたがユースへの昇格は見送られ、その悔しさをバネに高校サッカーで活躍、浦和入りを勝ち取った。
高度なスキルと創造性を持つ選手で、今年1月にロシアで開催されたバレンティン・グラナトキン国際フットボールトーナメントでは、ネイマールを彷彿とさせるドリブルでゴールを記録するなど出色のプレーを見せた。