6日放送、日本テレビ「人生が二度あれば」は、「芥川賞作家・又吉直樹が、究極の選択をした元アスリートのもとを訪ねる」(公式サイトより)新しいドキュメンタリー番組だ。

「プロ野球8球団の指名を蹴った男 大学最高投手がなぜ会社員に!?」と題し、又吉が訪ねたのは、六大学野球記録となる53イニング無失点記録を樹立したことで一躍プロ注目の的となった、慶應義塾大学出身・志村亮氏だった。

当時、プロ入りを拒否し、会社員になる道を選んだ志村氏は、現在49歳に。三井不動産に勤務し、物流施設の営業を担当しているという。

又吉が「バッシングされたり嫌な思いはされましたか?」と尋ねると、「なんとなくそういう視線を感じる時もありましたし、生意気に見えたでしょうね」と振り返った志村氏。プロ野球選手は子供の頃からの夢だったと言うものの「行きたいと手を挙げれば、指名はして頂けた状況だったという事からプロ野球選手になりたいっていう夢は僕的にはそこで叶ったと思ってます」と語った。

また、プロ入りを蹴った理由を「1回だけの人生なんで違う道を探ってみたい。野球だけじゃない何か違う道で頑張っていきたい」と明かした志村氏は、動く金額の大きな不動産の仕事に魅力を感じたとし、当時に戻れたとしても「たぶん、同じ選択をした」と言い切った。