現役時代、横浜フリューゲルスや横浜F・マリノスで活躍した三浦淳宏氏は、2002年の日韓W杯で指揮をとった元日本代表フィリップ・トルシエ元監督と「胸ぐらを掴み合ってケンカをした」という。

TBS「ジョブチューン 〜アノ職業のヒミツぶっちゃけます!」(23日放送分)にゲスト出演を果たした三浦氏がトルシエ氏とのトラブルを語っている。

事の発端は、当時ピアスをつけてトレーニングをしていた三浦氏に対し、トルシエ氏が「オカマ、オカマ」とからかったことにあるという。試合前の練習中にトルシエ氏から「俺のボールを取ってみろ、オカマ」と言われたことで、腹が立った三浦氏はトルシエから本気でボールを奪いにいった。

すると三浦氏のプレーでムキになったというトルシエ氏から胸ぐらを掴まれ、最後は互いに胸ぐらを掴み合う事態に。「最後は僕が掴まれたままボーンって押された」と三浦氏は説明した。

しかし、「結局、それをきっかけにトルシエが僕の事をすごいかってくれた」という三浦氏。「日本人はおとなしいみたい。それでトルシエの手の平の上で転がされたような感じ。お前、もっと戦えよって」と話した。

だが、それでも日韓W杯の日本代表メンバーには入れなかったという三浦氏は、その理由を脛の疲労骨折が原因と説明。「(ドクターからは完全に)折れた方が(疲労骨折は)早く治るよ」と言われ、「折れるまでやっちゃえって。練習中に“折れろ、折れろ”って踏み込んで練習も沢山やったけど僕の骨、すごい頑丈で全く折れない。結局手術をしてW杯に間に合わなかった」と苦笑いを浮かべた。