13日より千葉県成田市で開催される「Hitachi 3Tours Championship 2015」。注目選手の一人は、言わずもがな今季7勝を挙げ年間賞金2億円を超えた賞金女王のイ・ボミだろう。

国内男女ツアー史上最高額を記録した実力に加え、モデルのようなルックスやあどけない笑顔が人気の27歳だが、今季大躍進を遂げた裏には“ある改革”があったという。

6日深夜放送、テレビ朝日「Get Sports」では「イボミ 大躍進のウラにあった"改革"」と題し、プロゴルファーで1999年の賞金女王・村口史子やイ・ボミ本人の言葉を伝えている。

今季の彼女が、なぜこれほどまでの強さを発揮できたのか。番組のカメラに対し、村口は「勝負がかかればかかるほど自分を信じて自分のスイングができるところ」と分析。事実、「構えてからずっと考えると、逆に心配で自分のストロークができなかった」と振り返ったイ・ボミは、勝負所で思うようなショットが打てなかった昨季の状況を打破すべくスイングに大きな改革を入れたという。

それはショットの際に構えてから方向確認しテークバックするまでの時間にあった。これまでは構えてからクラブを振り上げるまでの時間が2秒程度かかっていたイ・ボミは、これを1秒台に短縮した。

僅か「1秒の改革」だが、その理由についてイ・ボミは「ショットもあまり考えなく早く打ったほうがいいショットを打てる」と説明。その一方で村口は「自分のリズムって自分が意識していない中でもある。それを変えることは本当に難しい。大袈裟に言うと性格を変える」とまで表現し、彼女が行った“改革”の難しさを語った。

イ・ボミ自身も「大変です。練習場では自分のルーティンで本当に試合で打つ感じで練習します」と話したが、「いいショット(のイメージを)を作って打てるのでそれから本当に良くなりました」と笑顔を見せた。