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ボルテックスは9月2日、全国の中小企業の経営者(役員を含む)を対象に、経営課題やその対策などに関するインターネット調査を実施し、その結果を発表した。

本調査は、8月7〜9日に、全国の中小企業の経営者(役員含む)400人(男性:373人/女性:27人)に対して、インターネットによるアンケート調査で行われたもの。

会社経営における自社の課題に関しては、全体の61.8%の人が「売上の(利益)拡大」と回答。それに続く回答は多かった順に「人材の育成(33.3%)」「コストの削減(32.3%)」「労働力の確保(27.5%)」「後継者の育成(24.3%)」「資金繰り(21.3%)」「設備の老朽化(17.0%)」など。全体の20.3%の経営者は、「特に課題はない」と回答した。

昨年と比較した会社の売上状況に関しては、昨年対比増が27.0%、昨年対比減が26.0%。半数に近い4 7.0%は「変わらない」と回答。

本業以外の収入源を持っているかについては、今回の調査では、全体の27.3%の経営者が、本業以外の収入源を持っていると回答。

売上状況が昨年対比増の会社と減の会社を比較したところ、売上が増加している会社は32.4%が、売上が減少している会社は19.2%が、本業以外の収益源を持っていると回答。その差13.2ポイントと、大きな開きが見られた。中小企業の明暗には、本業以外の収益源の有無が大きく影響しているようだとボルテックスは見解を述べた。

本業以外の収益源を持っていると答えた経営者にその内容を聞いた結果は、「株式の売買・保有(54.1%)」「不動産投資(30.3%)」「保険(30.3%)」が上位3つの回答となった。