今の大学生は知らない?! 一昔前のインターネットあるある「ネットはテレホーダイの23時から」「接続音が『ピーゴゴゴ……』」
インターネットが普及するようになって早20年。「Windows95」が発売されたときは、大変な盛り上がりを見せました。今でこそ光回線が普及していますが、当時を振り返ると……ということで、今回は「一昔前のインターネットあるある」について、社会人の皆さんに聞いてみました!
■ネットは夜23時以降!
・ネット接続に電話代がかかっていたので、テレホーダイ?の使える真夜中にだけネットをやっていたこと(男性/30歳/学校・教育関連)
・テレホーダイの時間にネットをしていて夜更かしが日常茶飯事でした(女性/32歳/小売店)
1995年にNTTが導入したサービス「テレホーダイ」。夜の23時から翌朝8時まで料金が安くなるサービスで、電話接続だった当時は夜の23時を過ぎるとアクセスが集中して繋がりにくくなりました。
■懐かしきダイヤルアップの接続音
・ダイヤルアップ。ガーガーいう接続音(男性/24歳/自動車関連)
・ネットを繋ぐ時に「ピーゴゴゴゴゴゴ……」と音がしていた(女性/32歳/不動産)
電話を使ったダイヤルアップ方式でインターネットに接続していた頃は、電話回線からネット回線に切り替えるとモデムから「ピーゴゴゴゴゴゴ……」とすごい音が鳴りました。その音を聞きながら、繋がるまでしばらく待っていたものです。
■とにかくスピードが遅かった!
・速度が遅くダウンロードに時間がかかった(男性/50歳以上/ソフトウェア)
・ネットで画像を見るとき、一枚開くのに30分ぐらいかかっていた(男性/41歳/アパレル・繊維)
光回線しか知らない世代には信じられないでしょうが、電話回線を使っていた頃は何をするにも遅く、データ量の多い画像を見るだけで30分待つのは当たり前。ダウンロードとなるともっと時間がかかりました。
■キリ番報告の強要
・アクセスカウンターとキリ番があった(女性/23歳/金属・鉄鋼・化学)
・個人のブログがたくさんあってキリ番を踏むとコメントが強要された(男性/24歳/学校・教育関連)
今のように「ブログ形式」ではなく、個人が作った「ホームページ」が流行っていました。どのホームページにもアクセスカウンターがあり「1000番目の訪問者です!」なんて表示が出て「キリ番を踏んだ人はBBS(掲示板)で報告お願いします!」と書かれていましたよね。
■チャットで寝不足!
・夜にチャットで知らない人と会話をするのが、悪い事をこっそりしてるようでスリルがあった(女性/28歳/印刷・紙パルプ)
・みんなで夜な夜なチャットで寝不足(男性/36歳/金属・鉄鋼・化学)
SNSが普及する前は「チャットルーム」と呼ばれる専用のページがあり、そこで知らない人とチャットをするのが今よりもドキドキする行為でした。話が盛り上がって気付いたら朝、ということも日常茶飯事でしたね。
こうして振り返ってみると、この20年でインターネットを取り巻く環境はどんどん進化してきたことがわかります。今の大学生が聞いたらびっくりするような時代があったんですよね。どれも懐かしい「あるある」でしたが、今の大学生は知らないのかと思うと、時の流れの速さに驚くばかりです。
調査期間:2015/7月(フレッシャーズ調べ)
調査対象:社会人男女
有効回答件数:397件