ゴミの分別、細かすぎてシュールに?画像はイメージです(epSos.deさん撮影、flickrより)

ゴミの分別は、地域差が非常に大きいものだ。商品の包装などに「自治体のルールに従って処分して」との表示もよく見かける。そのため、それぞれの自治体が細かいゴミの分別方法をウェブサイトに掲載しているケースは多い。さまざまなゴミの種類別に、その処分方法を50音別にまとめた「ごみ分別辞典」といったページも珍しいものではないのだ。

だが、神奈川県横浜市が提供している、ごみの分別方法をまとめた検索システム「MIctionary(ミクショナリー)」はひと味ちがう。その品目がとにかく「細かすぎる」のだ。

「アイスホッケー防具」や「温泉たまご器」の分別方法もしっかり掲載

Jタウンネット編集部が数えてみたところ、「MIctionary」の項目数はなんと全部で3263個。東京23区の中心、新宿区が公開している「ごみ分別辞典」の項目数が647個にとどまっていることを考えれば、その数は単純に5倍以上にも達する。ちょっと驚いてしまうほど細かく分類されていて、なんだか逆にシュールな感じになっている。以下、筆者の目に留まったものをいくつかピックアップして紹介したい。

まず「スプーンの包装」なんて、かなり細かい。「プリンなどで使用するもの」とコメントが添えられているのもシュールだ。これは、「プラスチック製容器包装」というちょっと変わった分別法なので注意だ。次に気になったのは、「ピザストーン」(ピザ焼き専用の石で、燃えないゴミ)。こんなもの、職人以外に持っているのだろうか。

そのほかにも、「アイスホッケー防具」(燃やすゴミ)や「温泉たまご器」(燃やすゴミ)、「かかし」(粗大ゴミ)や「パスタマシン」(小さな金属類)など純粋に名前のインパクトだけでちょっと笑えてしまうものも多い。

目を皿にして調べていくうち、なんと「骨壺」という項目が見つかった。燃えないゴミで、 出し方のポイントは「中身を空にして」とのことだ。しかし、今までに「中身」が入ったままゴミに出した人がいるのだろうか......。