厚生労働省が発表した4月の有効求人倍率(季節調整値)は前月から0.02ポイント上昇し1.17倍だった。一方、総務省が発表した労働力調査(速報)によると、4月の完全失業率(季節調整値)は3.3%で前月から0.1ポイント改善した。

 新規求人倍率(季節調整値)は1.77倍(前月比0.05ポイント増)、正社員有効求人倍率(同)は0.72倍(同0.01ポイント増)、有効求人(同)は前月比0.8%増、有効求職者(同)は同0.7%減となった。

 新規求人(原数値)は前年同月比0.1%増。産業別にみると、教育,学習支援業(9.2%増)、医療,福祉(7.7%増)、生活関連サービス業,娯楽業(6.5%増)などが増加し、サービス業(7.4%減)、運輸業,郵便業(6.6%減)、建設業(5.3%減)などが減少した。

 都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)で最高は東京都の1.67倍、最低は埼玉県の0.78倍。

 男性の完全失業率は3.4%(前月比0.2ポイント減)、女性は3.2%(同0.1ポイント増)となった。

 完全失業者数は234万人(前年同月比20万人減)。完全失業者のうち「定年又は雇用契約の満了」は32万人(同5万人減)、「勤め先や事業の都合」は41万人(同6万人減)、「自己都合」は87万人(同3万人減)だった。

 就業者数は6342万人(前年同月比4万人増)。就業者数のうち、雇用者数は5578万人(同29万人増)。正規の職員・従業員は3294万人(同6万人増)、非正規の職員・従業員は1939万人(同30万人増)となっている。

 就業者数の前年同月比を産業別に見ると、医療,福祉(30万人増)、サービス業(23万人増)、情報通信業(15万人増)などが増加し、運輸業,郵便業(16万人減)、卸売業,小売業(15万人減)、宿泊業,飲食サービス業(15万人減)、製造業(14万人減)などが減少した。

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