人材派遣が7四半期連続で増加していたことが、日本人材派遣協会の労働者派遣事業統計調査で分かった。

 1〜3月期の派遣社員の実稼動者数(月平均)は前年同期比105.1%の31万563人で、7四半期連続で前年同期を上回る水準となった。

 派遣社員の実稼動者数の前年同月比を地域別に見ると、北海道(106.5%)、東北(102.2%)、南関東(105.4%)、北関東・甲信(107.6%)、北陸(108.1%)、東海(105.5%)、近畿(105.5%)、中国(100.2%)、四国(102.6%)、九州(102.4%)と、2四半期連続で全ての地域が前年同期を上回った。

 業務別に見ると、政令業務は情報処理システム開発関係(109.2%)、機器操作関係(104.9%)、財務関係(106.3%)、貿易関係(100.8%)、その他(103.2%)、自由化業務は一般事務(120.6%)、営業(107.7%)、販売(99.3%)、製造(104.4%)、軽作業(95.6%)となった。

 紹介予定派遣の実稼働者数(月平均)は前年同期比101.6%の6795人で、2012年10〜12月期から増加が続いている。

 日雇派遣労働者数(月平均)は前年同期比83.6%の7万7247人で、3期続けて減少した。

 調査は、労働者派遣事業を行う全国の500事業所を対象に実施した。

IT・技術系職種の派遣時給 2カ月連続で2000円超え
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