『ポリンキー メロンパンの皮風』に一番味が近いメロンパンはナンだ?

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先日、コイケヤのポテトチップス「もも味」「バナナ味」について書いたのですが、同じコイケヤの『ポリンキー』にもユニークな味が発売されていたのをご存知でしょうか? その味がこちら、『ポリンキー メロンパンの皮風』!

メロンパンの皮、というピンポイントな発想が心憎いです。さっそくこの商品を企画した経緯について(株)湖池屋に取材。すると、「『ポリンキー』の担当者がメロンパンを好きだったということが前提にありますが、“網目模様”と“サクサク食感”という『ポリンキー』とメロンパンの“皮”の共通点に気づいたことがきっかけで開発しました」との回答が。

なるほど。さっそく『ポリンキー メロンパンの皮風』のパッケージを開けてみたところ、確かにメロンパンの“皮”の香り。さらに食べてみると、香り同様、味もかなりメロンパンに近いです。とはいえ、本物のメロンパンとは一体どれくらい近いのでしょうか…!?

よし、こうなったら実際に確かめてみようじゃないか! というわけで、メロンパンをいくつか購入。

「神戸屋 夕張メロン&ミルクホイップ」「マルエツ 焼きたてパン工房のメロンパン」(パッケージなし)、「pasco サクふわっ メロンパン」、「ヤマザキ メロンパン」、「pasco サクふわっ メロンパン」。この4つと食べ比べることに!

まずは香りですが、神戸屋のものは甘いメロンパン特有の香りが。そして中でもイメージしていた通りのメロンパンの香りがするのは、マルエツの店内で手づくりされている「焼きたてパン工房のメロンパン」。pascoとヤマザキのメロンパンからは、意外なことにいわゆるメロンパンの香りがしません。ここで、ポリンキーの香りをもう一度かいでみると、一番近い香りは、「マルエツ 焼きたてパン工房のメロンパン」!

続いて、味のチェックしてみたところ…やはり『ポリンキー メロンパンの皮風』に一番近いと感じたのは、香りと同じように王道メロンパンの味がする「マルエツ 焼きたてパン工房のメロンパン」! 「神戸屋 夕張メロン&ミルクホイップ」は似ていますが、夕張メロンということもあるのか、若干違うように感じます。ヤマザキとpascoは、どうやらバターにこだわっているようで、味もメロンパンの王道とは違い、むしろ『ポリンキー メロンパンの皮風』の方が、よりメロンパンらしい味がします。

「メロンパン特有のコクのある甘みは、ポリンキー生地の甘みと、バター、米粉、全卵パウダーなどを使用し、絶妙なバランスで表現しています。また、メロンパン特有の風味は、香料で表現しておりますが、その香料もポリンキーの生地と一番合う香料を試行錯誤しました」(コイケヤ担当者)

マルエツのメロンパンにはパッケージがないので詳細はわかりませんが、他の3品は香料入り。それでも味が違ってくるのは、やはり分量や質の微妙な違いからでしょう。ちなみに今回のメロンパンは、どれもけっこうしっとりしていたこともあり、サクサク食感はさすがにポリンキーとは違いました。

ということで結論!
『ポリンキー メロンパンの皮風』は、味、香りともに、おそらく大多数がイメージする王道のメロンパンにとても近いといえるでしょう。

発売スタートから25年間で、約45種類もの味を出しているという『ポリンキー』。その中でも、かなりユニークな『メロンパンの皮風』。この商品を食べた人たちからは「店頭で二度見してしまった」「メロンパンの再現力がスゴイ」「ポリンキーなのに甘い!これはこれでおいしい!」などといった声が届いているとか。期間限定商品として販売は秋頃までの見通しとのことなので、気になる方は是非一度、トライしてみてはいかがでしょうか?