議員宿舎については沈黙を守ったままだ

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   杉村太蔵代議士ことタイゾー君が2007年2月完成予定の衆議院赤坂議員宿舎に入居、という報道に「2ちゃんねる」が反応し、複数のスレッドが立つ「祭り」になっている。超豪華なのに市価の5分の1以下の低家賃だけに、批判を気にして入居をためらう議員も多く、「恐怖の館」とも呼ばれているそうだ。しばらく音なしの構えだったのに、タイゾー君、また騒がれそうだ。

   この議員宿舎は、東京メトロ・溜池山王駅から徒歩3分、赤坂駅まで10分足らずという一等地に建ち、スポーツジムや食堂、最上階には夜景が楽しめるラウンジもある。しかも3LDK(82平方メートル)の部屋が約92,000円。同じ条件のマンションなら賃料が50万円は下らないと言われている物件だ。そのため有権者から「税金の無駄遣いだ!」「特権も甚だしい!!」と非難を浴びてきた。

「恐怖の館」に入居断言?

   2006年12月10日付けスポーツニッポンによれば、こうしたブーイングや、入居したら吊るし上げられる、という不安から「恐怖の館」と囁かれているというのだ。しかし、タイゾー君は「『入りますよ』と断言」したと同紙は報じている。
   「2ちゃんねる」には、06年12月11日だけで「杉村太蔵代議士、家賃9万の超優遇宿舎に『入りますよ』と断言」の4本のスレッドが立った。カキコミにはもちろん「たいぞー氏ね」「またタイゾウでイメージアップ作戦か!」といったストレート批判。これに加えて、皮肉混じりや、斜に構えた見方などいろいろだ。

「使い捨て要員の最後の重要任務だろ。こいつが入居しないでだれが入居すんだ」
「いつ失職するかわからんから貯金しておけよタイゾー」
「どうせ次の選挙で落ちるのだから夢を見させてやったほうがいい 最後の思い出作りに…」
「次の選挙でどうせニートに戻るんだからいいじゃねーか 」
「タイゾー次期当選あきらめてるから出来る態度だな・・」
「タイゾーは宝くじに当たったようなもんだから、なんとなく、どーでもいいんでない?」

タイゾーブログは沈黙

   さらに、タイゾー君を心配する声もだってある。

「太蔵は次も当選するつもりなんだろーか?少しくらい有権者に気を使わないとタイゾー落ちるぞ」
「落ちたら追い出されて城内実みたいに6畳一間の木造アパートに妻と子と3人で細々と暮らすようになる」
「むしろタイゾーほどきっぱりしてた方が好感度上がるのにな」

   タイゾー君に対する批判の前に、そもそも超優遇宿舎への批判自体がおかしいというカキコミも多かったのも事実だ。

「9万円も払って社宅だなんて国会議員貧乏すぎる、みじめすぎる、かわいそう」
「社宅でもっと優遇されている人も多いと思う。批判はおかしいのでは」
「じゃあ家賃が高ければ問題ないのか?」
「今時政治家が大儲けしてると思ってる奴いるのかね?少しは本読めってw」
「むしろ、国会議員を優遇して、優秀な人材がくるようにしてほしいな」

   さてタイゾー君はなんと言っているのか。「杉村太蔵」ブログを見てみると、06年11月07日に「杉村太蔵です。大幅にリニューアルしてまた始めます」と書き、過去の日記は全て削除。リニューアル以降、ブログは3本書いたきりで、06年11月14日 の「タウンミーティングの早期再開を切望します」で途切れ、超豪華宿舎については一切触れていない。