東京都と東京しごと財団が運営する「若者しごとホットライン」が受けた相談件数が、7月18日の設置から1カ月で400件を超えたことがわかった。約半数は保護者からの相談だった。

 同サービスは、キャリアカウンセラーなどの民間資格を持つアドバイザーが、若者の就職問題について本人や保護者から相談を受け、アドバイスなどを行うもの。電話で対応し、相談内容に応じて、支援サービス機関などの関係機関の紹介を行っている。

 相談件数は、サービス開始から1カ月で409件、1日平均17人が利用した。45.2%が保護者からのもので、「フリーターのままでいる子どもに就職してほしい」などの相談が寄せられているという。相談件数が伸びた背景には、若者の高い失業率がある。2005年の東京都の失業率は4.7%だが、若者(15歳から24歳まで)の失業率は8.1%と就職事情は厳しい。

 受付時間は、月曜日−金曜日の午前10時から午後7時、土曜日の午前10時から午後4時で、日曜、祝日、年末年始(12月29日から1月3日)は休み。電話番号は03-3511-4510(さあこいいいしごと)。【了】