鳩山由紀夫民主党幹事長(資料写真:05年8月1日)

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民主党は5日午後、北朝鮮のミサイル発射に抗議する鳩山由紀夫幹事長の談話をホームページ上で発表した。

 小沢一郎代表、菅直人代表代行と共に7月3日から中国訪問中だった鳩山幹事長は同日、訪問先の天津市から予定を早めて帰国。ミサイル発射に関して、同代表は「地域の安全にとって極めて深刻な事態である」と遺憾の意を表明。そのうえで、「国際社会の懸念を無視し、ミサイル発射を強行したことに断固抗議する」と語った。

 同幹事長は、ミサイルカードを切った北朝鮮の外交手段を「瀬戸際外交を越えた、無法者外交」と非難。 さらに、日本政府に対しては「米国、中国をはじめとした関係諸国、サミット参加国はもちろん、国連安保理での対応をはじめとした国際社会と緊密な連携を図り、迅速かつ強力な行動を展開すべきである」と適切な対応を要望した。【了】

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