<世界フィギュアスケート選手権/第6日/19日/モスクワ/女子フリー>
 4回転跳ばなかった――。予選とショートプログラムの総合で4位につけていた安藤美姫は、フリーの演技で7位、総合で6位とメダルには届かなかった。本番直前の6分間の練習中に、急きょ4回転ジャンプを諦めた。本番で、大きなミスは無かったが、順位を上げるまでにはいたらなかった。
 日本人選手の最高は、村主章枝の5位。2連覇を狙っていた荒川静香はフリーで9位と振るわず、巻き返しはならなかった。日本勢のメダル獲得はならなかったが、2006年トリノ五輪の代表枠3つを確保した。日本最強の3人は次の目標へと進んでいく。
 優勝は地元ロシアのイリーナ・スルツカヤ。予選、ショートプログラム、フリーと最後までトップの座を譲らず、圧勝した。