宮沢喜一元首相は27日放送のテレビ番組で、ニッポン放送株の取得を巡るライブドアとフジテレビ<4676>の問題について言及し、ライブドアの堀江貴文社長に対して「何とかがんばって、一生懸命やんなさいな」と好意的な見方を示した。

 TBSの日曜朝の番組「時事放談」の中で、宮沢元首相は「何とか頑張って一生懸命やんなさいなと、私もそう言うのは気持ちに抵抗があるが、基本的にはそういうふうに言ってやりたい」とエールを送り、「若い人が年寄りにどう挑戦するのか興味がある」と司法の場に舞台を移したこの問題に対する関心を表した。

 さらに、一部閣僚から出ている外資系企業による放送局への出資規制強化の動きについて「慌て過ぎだ」だとして、慎重に進めるべきとの考えを語った。【了】