2010年10月14日、中国外交部の馬朝旭報道官は、人民元平価を引き上げたとしても、アメリカの貿易赤字問題を解決することはできないとの見解を改めて示した。報道官は、2009年度、世界経済成長の50%を中国が占めたことを指摘。仮に圧力によって人民元が引き上げられ、中国経済に打撃を与えれば、世界経済にも大きな打撃を与えると説明した。そして人民元の安定が、中国だけでなく、世界にも利益を与えるとの立場を示した。(