インテルFWイカルディ夫妻がTV出演…略奪婚など過去のトラブル語る

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 インテルのアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディとワンダ・ナラ夫人が、初めてイタリア民放番組のトークショーでツーショットを披露し、本音を語った。

 イタリアの人気司会者であるキャンベレッティがゲストの本音を引き出す『CANALE5』の番組『グランド・ホテル・キャンベレッティ』が20日夜に放送された。蝶ネクタイにダークスーツのイカルディ、そしてワンダ・ナラ夫人は放送の1カ月前に女の子を出産したせいか、かなりふっくらした姿で真っ赤なドレスに身を包み、登場した。

 イカルディといえば、来夏のメルカートでインテルから移籍するのではないか、と言われている。チェルシーやマンチェスター・C、マンチェスター・U、リヴァプールが興味を示している。2013年夏にサンプドリアからインテルに移籍してきた。「5年の契約をした。それから2年しか経っていない。クラブとの合意をリスペクトしたい」と言う。しかし本人の活躍もあり、年俸の面で食い違いが出てきている、とイタリアでは報じられている。その点、プレミアリーグのクラブなら彼が望む300万ユーロ(約4億円)の年俸を支払える。「僕を獲りたいなら、インテルと交渉して欲しい」と、どうやら本人も移籍に心が動いている様子だった。

 そして今年に入ってからインテリスタとは、いざこざがあった。まずサッスオーロ戦での“ユニフォーム投げ返し事件”の真相はどうだったのだろうか。「本当のことを言うと、ムカッときた。ユニフォームは子供にあげたんだ。それを他のやつが横取りして投げ返してきた。子供というのはとても大事なんだ」と、子供思いのエピソードを明かした。

 パレルモ戦でのゴール後、歓喜しなかった場面については、こう説明した。「まだあの時も(サポーターに対し)怒っていた。でもその後、スタジアムの駐車場での和解の場が設けられていた」と解決したことを強調した。1月のユヴェントス戦では試合中にチームメイトだったパブロ・ダニエル・オスヴァルド(ボカ・ジュニアーズへ移籍)と口論になったが「ナーバスになっていた」と話した。

 アルゼンチンの先輩でもあるトリノのマキシ・ロペスからの略奪婚という形になった2人。昨シーズン、当時サンプドリアに所属していたマキシ・ロペスが、試合前にイカルディが差し出した手を無視した一件で確執が明らかになった。しかし、事の真相をワンダ・ナラ夫人が初めて打ち明けた。そのシーンを見て「すごく変だったわ。だってあの試合の数日前、マキシは(子どもの?)誕生日パーティーのために私たちの家へ来て、話をしていたのよ」と違和感を覚えたという。最後には「彼が修理工でも結婚していたと思うわ。だって誰よりもかっこいいんだもの」とのろけている。

文=赤星敬子