なぜそこまでiPhoneを嫌うのか?Androidユーザーのいろいろな理由

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AndroidユーザーにはiPhoneを嫌う人が結構多い。
どうしてコアなAndroidユーザーの一部は、iPhoneを毛嫌いするのだろうか?

iPhoneは性能が高い?
一般には、デザインや使いやすさとともに、「iPhoneは性能が良い」というイメージが広がっている。
しかし、Xperia Z3やGALAXY S5、Nexus 6など、最新のAndroidスマートフォンは、ディスプレイの大きさや解像度、カメラの画素数、CPU速度など、ハードウェア性能でiPhoneをうわまわっている製品が多くなっている。

一部のAndroidユーザーからすれば、そうしたイメージ優先の評価にイラッとくるのだろう。

iPhoneには選択の自由がない?
iPhoneはAppleの単一機種だ。これに対しAndroidはサムスンやソニー、富士通など、多くのメーカーがスマートフォンを製造して販売している。

Androidは、本体のデザイン、機能、価格など、使う人が自分にあった機種を自由に選べる。

一部のAndroidユーザーにとって、「選べる自由が無い」ことが、面白くないのかもしれない。

iPhoneは新しい機能が少ないから
iPhoneは、基本操作が使いやすく、機能が増やせるアプリが豊富だと言われている。
ところが、今のAndroidの基本操作は、iPhoneとそう変わらない。また、機能においては、カメやハイレゾ音源対応、ワンセグ、電子決済など、最新の技術や便利な機能をいち早く搭載している。

こうした、スマートフォンの先進性を楽しみにしている一部のAndroidユーザーにとって、iPhoneが最先端のスマートフォンのよう扱われることは、大きな違和感となるのだろう。

●アップルの下請けいじめが酷いから
アップルと言えば、パテント(特許)に厳しく大事にしている、エコな企業というイメージがある。
しかし最近のアップルは、下請け企業への圧力やパテント侵害などの疑惑が浮上するなど、これまでのイメージが損なわれている。

こうした問題は、アップルファンにもショックを与えているが、一部のAndroidファンには、もっと大きな怒りになっているようで、それがiPhone嫌いを強くしているのかもしれない。

iPhoneの信者から阻害されてきたから
アップル製品は、パソコン時代から熱心なアップルファンに支えられてきた面は否めない。
そうしたアップルファンは、アップル製品自慢が多く、批判に大きな反発をする傾向がある。

Androidユーザーからみれば、アップルファンからの「AndroidiPhoneの模造品」、「センスが悪い」など、批判も多くうけてきたという思いもあるのだろう。

●最近のアップルにはポリシーがうすれた?
iPhoneは独自のポリシーで独自の製品にこだわってきた印象を持つ人が多い。
しかし、最近のiPhoneは、画面の大型化や通知機能など、ほかのスマートフォンで人気のある仕様を積極的にとりいれている。

独自仕様やポリシーはどこにいったのやらと、一部のAndroidユーザーには、みえるのかもしれない。


甲斐寿憲