「ゼクシィ」新CM 広瀬すずの演技に賞賛の嵐 彼女が涙した3つの理由とは

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結婚情報誌「ゼクシィ」の新しいCMに賞賛の嵐が吹き荒れている。「ゼクシィ」のCMと言えば過去には加藤ローサや倉科カナなど多くの女優を輩出してきたわけだが、今回7代目「ゼクシィ」CMガールに抜擢されたのはモデル、女優の広瀬すず。まあ、何はともあれ、まずはそのCMをチェックしてみよう。

【動画】http://youtu.be/V9xvZcy8K-Y


何じゃこの表現力! そしてこの美貌! 30秒間のあいだ一切カメラが動かないにも関わらず、かつ彼女が口にする台詞がたった一言、それも2文字にも関わらず、画面から目が離すことが出来ない。ちょっとびっくりするほどの表現力である。おそるべき、広瀬すず。

しかも驚くことに、彼女はこのCMが放送されている今日現在、まだ15歳だという点だ(2014年の6月19日で16歳)。日本ではまだ結婚できる年齢ではないにも関わらず、このCMである。これほどまでに視聴者を釘付けにするということは、おそらく彼女の気持ちがこちらに伝わってくるからだろう。結婚に対する歓び、不安、そして過去への感謝など、全ての感情を彼女はこちらに想像させるのだ。

それでは広瀬すずは「ぼくと結婚してくれませんか?」というプロポーズに対して、果たして何を思ったのか。彼女はその涙を流すまでの30秒間で、一体どんなことを思い出していたのだろうか。今回はそれを検証しよう。「ゼクシィ」新CMで、広瀬すずは一体何を思い出していたのだろうか?

1 はじめてぼくと付き合うことになった日のこと

中学の同級生だったぼくとすずは、気の合う仲間で、いつもバカばっかり言ってはしゃいでた。彼女はぼくの気持ちになんて、全く気付かずに。友だち思いでよく女友達の恋愛相談を受けてた彼女は、参考までに、なんてぼくの意見も聞いてきたんだけど、なんだか怒っちゃって。こっちが恋愛相談に乗ってもらいたいぐらいだったから。それで、険悪なムードになったとき、すずは言ったんだ。「ケンカするヒマがあったら、ずっと仲良くしてたいんだけど」って。ずっと、なんて言葉使うの、ずるいなって思ったけどさ。でも、いま改めて思う。あの日があるから、今日があるんだって。すずもたぶん、同じ気持ちなんだと思う。......ぼくと、結婚してくれませんか?

2 はじめてぼくとケンカした日の夜のこと

付き合って、ちょうど一年を迎えた記念日だった。その日は二人で会う約束をしてたんだけど、どうしても友だちの誘いを断れなくて。遅刻しながらも急いで待ち合わせ場所に向かったら、すずはもういなくて。それで、初めてケンカしちゃったんだよな。電話で、お互い結構言い合っちゃって。その日の夜、改めて一人になって、そしたら、すごく不安でさ。大切なものがあることって、すごく不安になるんだなってそのとき初めて知ったんだ。慌てて「ごめんね」ってメールを送ったら、まったく同じ時刻に、君からの「ごめんね」ってメール。笑っちゃったよ。ああ、同じこと考えてたんだ、って。それで思ったんだ。この人と一緒に、同じように時間を過ごしていけたらな、って。......ぼくと、結婚してくれませんか?

3 お父さんとお母さんの優しい笑顔

このあいだ、初めて君のご両親にご挨拶をして。いや、そりゃ緊張するよ。何せ生まれて初めてのことだし......って、いやいや、次はないから、一生に一度のことだけどさ。でもなんか、嬉しかった。広瀬すずを広瀬すずにしてくれたのは、このお父さんとお母さんっていう、素晴らしい人なわけで。それに君と結婚したら、そんな素晴らしい人と家族になれるなんて、嬉しくてさ、やっぱり。泣き虫だから、涙こらえるの結構頑張ったんだぜ? 父の日と母の日には、毎年びっくりするぐらい素敵なプレゼントを贈ろうな。君のお父さんとお母さんと同じぐらい、ぼくらも、幸せになろう。......ぼくと、結婚してくれませんか?

<結論>
人は、愛し合って結婚するわけではない。結婚とはそのような受動的な行為ではないのだ。この人を死ぬまで愛そうと自らの意志で決め、それを実践するという能動的な行為こそが、結婚である。広瀬すずという日本女優界の若き逸材は、それを理解しているからこそあの涙をこぼすことができ、視聴者の心を掴んだのだろう。今後の活躍が楽しみで仕方ない女優さんである。

(相沢直)