靖国「放火」、韓国ネトウヨが日本に謝罪!? 「すまない日本人」「あいつは国の恥だ」
「惜しいね」
韓国人男性が靖国神社侵入で逮捕、放火狙いか――2013年9月23日夜7時過ぎ、ある韓国ネットユーザーはこのニュースを知り、間髪入れずキーボードを叩いた。
「惜しい! 惜しい! 惜しい! 惜しい! 惜しい! 惜しい! 惜しい! 惜しい! 惜しい! 惜しい! 惜しい! 惜しい! 惜しい! 惜しい! 惜しい! 惜しい! 惜しい! 惜しい!」
韓国版2ちゃんねるで「恥さらし」の声
イルベ(日刊ベスト保存所)――「韓国版2ちゃんねる」とも称されるこの掲示板サイトに、事件はほぼリアルタイムで伝えられた。
そのあらましは、以下のようなものだ。22日夜9時ごろ、靖国神社境内のトイレ裏に、23歳の韓国人男性が隠れているのを警備員が発見した。男は逃亡、100メートルほど離れた拝殿前まで走っていくと、リュックサックからトルエンの入ったペットボトルを取り出し、投げつけようとしたがそこで追いつかれ御用に。男の荷物にはライターも入っており、警察では神社への放火を目論んでいたと見て取り調べている。
「惜しい」――住民たちから真っ先に上がった感想が、放火を歓迎するようなものだったことは冒頭に述べたとおり。しかし、その直後に書き込まれたのは、意外にも「冷静」な声だった。
「(男は)頭がおかしい!」
「恥さらしめ!」
「韓国人のイメージをどれだけ損なったと思う!」
男を批判する書き込みに、むっと来た「愛国的」なユーザーがやり返す。
「日本人だって、慰安婦の像に杭をまきつけたりしてるじゃねえか! 何が違うんだ!」
即座に、別のユーザーが反撃する。
「相手がやってるからいいって? 同じレベルに落ちる気か? それじゃ野蛮人と同じだろうが」
「海外で嫌韓感情が高まったら、外交上どんだけ問題になるのかわかってんの?」
「あれは愛国ではなく恥さらし売国」
「ひとさまの国の宗教施設を破壊するようなヤツも、それを擁護するヤツも、みんな同罪で首吊って来い! 韓国人のイメージをどれだけ損なったと思う」
韓国の「ネチズン」といえば、極めて「反日」的だと日本では紹介されることが多い。にもかかわらず、こうした意見が多く聞かれたのはなぜだろうか。
「褒めたくもあり、腹立たしくもあり…」
「韓国版ネトウヨ」とでもいうべきイルベの住民たちは、当然日本に対して好意的ではない。日ごろは「放射能国」などと揶揄することもしばしばだ。一方で、極端な「反日」に対しては冷めた部分も強く、自国に対しては斜に構えた論調がある。特に「国益」を損ないかねない男の暴挙は「日本以上に」許しがたいものだったらしい。あるユーザーが自嘲気味につぶやいた、
「男を褒めたくもあり、腹立たしくもあり……」
という一言は、その間の事情をうかがわせるものだ。
AKB48ファンだというあるユーザーは、わざわざ別のスレッドを立て、
「日本国民の皆さん、申し訳ありません。韓国にも日本が好きな人間はいるんです……」
と長文の謝罪コメントを投稿した。「愛国義士!」と「日本に申し訳ない」――韓国ネットでは、こうした意見が共存している。