【2013年度版】 年数万円の差がつく、お得なクレジットカード選び
高還元率の新しいクレジットカードの登場や電子マネーの普及などに伴い、利用するクレジットカードやその使い方次第で年間数万円もの差がついている! 今こそ、クレジットカードの見直しで家計を改善しよう!
(⇒2014年の最新情報を入れた記事「【2014年度版】お得なクレジットカード選び!高還元カードの「還元率」「年会費」を徹底比較!年間利用金額別「最強のメインカード」はコレだ!」はコチラ!)
クレジットカードの進化と電子マネーの相互利用で格差が拡大中!
◆保有クレジットカード&使い方で2〜5倍も得できる!
日本で発行されているクレジットカードは3億2164万枚で、成人1人当たりの保有クレジットカードは平均3.1枚(12年3月末時点、日本クレジット協会調べ)。
しかし、利用しているクレジットカードの「還元率」を意識している人は少ないだろう。
「還元率」とは、クレジットカードを利用して得られるポイントが利用金額の何%に換算できるかを示す数値。例えば、一般的なクレジットカードの場合、1万円の利用で得られるポイントは50円分、クレジットカードの還元率は0.5%ほど。
しかし、世の中には一般的なクレジットカードの2〜3倍以上の還元率を誇るクレジットカードが存在する。しかも、電子マネーと組み合わせることで3%超の還元率になるクレジットカードもあり、使い方でも還元率は大きく変わる。つまり、クレジットカードの選び方&使い方で、日々の生活で2〜5倍以上の差がついてしまうのだ!
消費増税に備え、得するクレジットカードに乗り換えよう!
◆クレジットカードで得するには集中と徹底活用にあり!
「クレジットカードで得するには、家計全体の支出を高還元率の、できるだけ少ない枚数のクレジットカードに集中させて、効率よくポイントを貯めること。例えば、公共料金のクレジットカード払いはもちろん、コンビニでの買い物や電車代などの出費もクレジットカードから電子マネーにチャージすればポイントが稼げますし、クレジットカードと電子マネーのポイントの2重取りも可能になります」
そう教えてくれたのは、クレジットカード&ポイント情報サイト『ポイ探』の菊地崇仁さん。
ちょうど今年3月、全国の交通系電子マネーの相互利用が開始され、関東圏以外でもJR東日本の「Suica」が使えるようになった。携帯電話やスマホの「モバイルSuica」にクレジットカードでチャージ(入金)すると、還元率が1.5%のクレジットカードもあり、関東圏以外でもSuicaを使うことでポイントが貯められる。
また、nanacoやWAONなども利用店舗が増加中で、クレジットカード+電子マネーでポイントを稼ぎやすい環境になってきているのだ。
◆確実に使えるポイントが貯まるクレジットカードを選べ!
このようにクレジットカードを徹底活用し、どのポイントを貯めるのか、というのがクレジットカード選びのキモだ。
「ポイントをどこで使いたいかという『出口戦略』でクレジットカード選びは変わります。還元率が高くてもポイント交換の手間が煩雑だったり、複数のポイントに分散させすぎるとせっかく貯めたポイントが無駄になることも」
クレジットカードで貯まるポイントには大きく分けて3種類ある。1つは用意された商品やギフト券などに交換できるポイント、もう1つは航空券に交換できるマイル、最後がクレジットカードの利用代金の返済や電子マネーとして使えるキャッシュバック型のポイント。商品に交換できるポイントは一般的には還元率が低く、還元率を上げるためにはポイント交換など煩雑な作業が必要。また、マイルは使い方次第で還元率は高くなるが予約が困難だったりして使い勝手はイマイチ。そこで今回注目するのは、確実に使えて還元率が高いキャッシュバック型のポイントだ。
◆クレジットカードで得する! 3つのポイント
【ポイント1】
家計の全支出を1〜2枚のクレジットカードに集中させよう!
スーパーや百貨店の提携クレジットカードは系列店の利用で還元率が高くなるが、他店舗での還元率は高くない。それよりもある程度還元率が高いクレジットカードに支出を集中させることで、ポイントが分散せずに管理が楽で、一定額の利用で年会費無料やボーナスポイントの特典付与や、家族カードなら夫婦で別のクレジットカードを持つよりもコストが安くなって還元率が上がる。
【ポイント2】
Suicaなどの電子マネーでポイント2重取りを狙え!
電車代やコンビニなど、細かい出費でクレジットカードは使いにくい。しかし、Suicaやnanacoなどの電子マネーなら携帯電話やスマホをかざすだけで決済でき、電子マネーのポイントがもらえる。電子マネーにチャージする際にクレジットカードのポイントももらえるので還元率は2〜3倍に! ただし、電子マネーのチャージでポイントがつくクレジットカードは限られるので、クレジットカードを選ぶ際は要注意。
【ポイント3】
使いにくいポイントより確実に使えるポイントを選べ!
ポイントには発行会社や提携先のポイント、航空券に交換できるマイルなど、さまざまな種類があり、交換が可能。それゆえ、「○○ポイントを□□サイト経由で△△ポイントに交換すれば還元率○%に!」という裏技もあるが、そんなマメな人は少ないだろう。それよりはいつでも、簡単に使えるポイントを「出口」に選んで確実に消費することを心がけよう。