佐賀・武雄市の樋渡啓祐市長は2013年5月9日、市内の小中学校の全児童生徒約4000人にタブレット端末を配布する考えを自身のブログで明らかにした。

武雄市では11年に山内東小学校と武内小学校の4〜6年生全員にiPadを配布し、山内東小で知識理解や技能成績が全国平均より高くなるという調査結果が出た。これを受け、ICT教育推進協議会座長の松原聡・東洋大学教授から全児童生徒に配布を、との答申があり、樋渡市長が「子どもたちは、就学前からタブレットを使っている。小中学で途切れることがないようにしたい。現場の希望もあり、全員配布が望ましい」「来年4月以降、全学年、全児童生徒に整備するように取り組みたい」と答えた。

財源などについては、市費に加え国にも援助を要請したいとしている。