中国共産党機関紙「人民日報」の国際版である「環球時報」が、中国版ツイッター・微博のアカウントで、安倍首相が国会質疑の最中に頻繁(ひんぱん)にトイレに行くため、質疑が中断することがあると伝えた。同時に、「トイレに行くのは生理現象だから仕方がない」と、総理をかばう議員がいたことも伝えている。

 このニュースに対して、多くのネットユーザーがコメントとともに次々にリツイートし、「ストレスがたいへんなものでしょうね」、「緊張しているんじゃないか? 」など、安倍首相を気遣うコメントも寄せられた。しかし、こういったコメントは比較的少数だった。

 安倍首相がトイレに行く原因を予測するユーザーが多く、、「腎臓が弱いのかな。漢方薬を飲んだらいいよ」、「腎臓も心も弱いんだ〜。どうせ議員の質問に答えられないからトイレに行って考えてるんだろ」などの理由が挙げられた。

 最も多かった意見は「前立腺」の問題ではないか、というもので、「年も年だしな。前立腺の問題だよ」、「前立腺に問題ありだ。みんな、分かってやれよ」、「前立腺の問題なら、中国に来て治すべきですよ! 」などのコメントがあった。

 安倍首相は金融政策、機動的な財政政策、民間投資の喚起による成長戦略「3本の矢」が掲げており、円高是正も進んでいる。円が人民元に対しても相対的に安くなっていることを受け、中国でも対日輸出に大きな影響が出ているようだ。中国網によれば、取引先のうち60%を日本企業に依存する服飾品輸出企業は最近、急激な円安により、1回の取引で11万元(約162万円)の損失を被ったという。(編集担当:畠山栄)