オーストラリアのビクトリア州警察が運営するWebサイト「VICTORIA POLICE NEWS」によると、同州ミルデュラ町の警察がAppleのiOS6に実装されたマップ機能を使用しないよう呼びかけているという。

発端はミルデュラ町が、70キロも離れたマリーサンセット国立公園の中にあるかのように表示されたことで、マップを利用して車でミルデュラ町に来ようとした人々が公園内で遭難する事態が相次いで起きているためだという。

同警察によると、公園内に飲み水を確保できるような場所は無く、気温が最も高い時は46度にまで達することも。また、こうして車で遭難した人の中には、水も食料も無く、携帯電話の電波を求め危険な場所を長距離歩き続けた人もいたとしている。

こうした事態を受け、「ミルデュラ町やビクトリア州まで出かける人はAppleのマップを使用しないように」と注意を呼びかけている。

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Appleのマップでミルデュラ町を表示した画面

VICTORIA POLICE NEWSの記事
URL:http://www.vicpolicenews.com.au/more-news/11081-police-concerned-with-apple-ios-6-mapping-system.html
2012/12/11