インテルのアンドレア・ストラマッチョーニ監督は、自慢をするタイプではない。だが、21日のセリエA第8節でカターニアをホームで2−0と下したチームのパフォーマンスを気に入っているようだ。

「今日の試合は私にとってインテルの最も美しい試合だった。後半は楽しめたし、スタジアムにいた人たちを楽しませたね。最も重要なのは守備面だ。うまくいかなかったときでも、前線は常に危険だった。今日は立ち上がりに(セルヒオ・)アルミロンへの注意を欠いたのを除けば、カターニアにほとんど何も許さなかったね。彼らの攻撃陣や中盤を考えれば、素晴らしいことだ。満足しているよ。我々はこの点をトレーニングしているからね」

ストラマッチョーニ監督はFWロドリゴ・パラシオ、FWアントニオ・カッサーノ、FWディエゴ・ミリートによるトリデンテを選択した。

「インテルが前線のけん引力で勝利を目指すというシグナルを送りたかった。我々のチームを理解し、分析する知性が必要だ。我々には明確な特徴がある。ウチの中盤はクオリティーがあるが、純粋なプレーメーカーがいないんだよ。前線に3人の攻撃的選手がいることで、中盤での難しいプレーが解決されるんだ」

「カッサーノ? とても大きな貢献をしてくれているね。すごくうまくやっている。だが、インテルは全員のチームだ。アントニオが交代してからも、(リカルド・)アルバレスが入り、インテルは相手にチャンスを許さずに多くをつくることができた」

インテルはユヴェントスのペースについていき、ラツィオと3位で並んでいる。

「順位表は見ない方が賢いだろう。我々は成長中のチームであり、上の3チームよりも我々のチームは変更があった。我々が目指すべきは、試合ごとに改善していくことだけだ」

「(アレハンドロ・)ゴメスに対するPKがあったのではないか? 本当に怒ったよ。我々のコーナーキックから、大きな代償となりかねない状況を許してしまったのだからね。ゴメスは抑えるのがとても難しい選手だ。カターニアがそれに値していた時間帯ではないが、そこで試合が振り出しになりかねないエピソードだった」