ローマはシエナとジェノアが共同保有するFWマッティア・デストロの獲得について、ジェノアと合意に達している。1200万ユーロ(約12億円)の移籍金に、FWマルコ・ボッリエッロのレンタル、若手FWジャンマリオ・ピシテッラとMFヴァレリオ・ヴェッレの共同保有権という条件だ。

だが、まだ移籍は正式決定しない。デストロのサラリーに関して合意に達していないからだ。そこで、ローマFWフランチェスコ・トッティは、ツアー先のシカゴから、同選手の加入を望んでいるというメッセージを発している。

「デストロが来ることを願っているよ。彼は先を期待されている若手だ。ローマとシエナは異なる場所だけど、彼も居心地よく感じるはずさ。オレたちがベストのコンディションにしてあげるさ。ただ、彼はまだローマの選手じゃない。この2、3年でトッププレーヤーになることを願っているよ」

シカゴでの記者会見で、ズネデク・ゼーマン監督は、多くのタレントが去っているセリエAの現状について、このように語った。

「重要な選手たちがリーグを去っていった。だが私は、それがイタリアサッカーの助けになることを願っている。若く、イタリアサッカーの発展を助けようというモチベーションのある選手たちが加わることを願っているよ」

アメリカツアーで地元メディアが最も取材している選手の一人はもちろん、新加入のアメリカ人MFマイケル・ブラッドリーだ。

「ローマは僕のキャリアで最も大きな機会だ。素晴らしい歴史を持つクラブだよ。サポーターやチーム、監督に、自分が本当に役に立つということを示すべく、全力を尽くしていく」