14日の試合中に倒れ、亡くなったリヴォルノMFピエルマリオ・モロジーニ選手の検死が、16日に行われた。検死は6時間以上にわたって行われた。

検死を担当したクリスティアン・ドヴィーディオ医師は、「死因を断定できるだけの明確な状況はない。さらなる検証が必要だ」と述べている。動脈瘤や心筋梗塞の線は排除されたようで、先天的な心臓疾患が死因だった可能性も検証されているようだ。『ANSA通信』によれば、モロジーニ選手の葬式は19日に行われる。

リヴォルノは16日、モロジーニ選手の背番号25を永久欠番とすることを正式に決定した。一方、ベルガモのスタジアムのクルヴァ・スッド(ゴール裏南スタンド)には、ピエルマリオ・モロジーニの名がつけられることになった。ベルガモ市議会で決定している。これはベルガモで初めてのことだ。

ベルガモのスタジアムのクルヴァ・ノルド(ゴール裏北スタンド)には、1997年に事故で亡くなった元アタランタ選手のフェデリコ・ピザーニ氏の名前がつけられている。だが、これは公式のものではない。サポーターが提案し、アタランタとメディアはすぐに採用したものの、市からは正式に認められていなかった。

また、イタリアサッカー連盟は22日の試合まで、すべてのリーグの試合で1分間の黙とうをささげることを決定している。セリエBの選手たちは背番号25のユニフォームを背負ってピッチに入場することとなった。

なお、警察車両が出入口をふさぎ、救急車の搬入が遅れた件で、問題の車両を担当していた警官は休職を申し出た。ペスカーラのルイジ・アルボーレ・マシア市長は、記者会見で次のように話している。

「警官は完全に責任を認めている。深刻で、許し難い軽率な行動だ。だが、搬入遅延の件は非難すべきことだが、私が考えるように救急そのものはすぐに行われたのであれば、彼の責任と不幸な選手の死を直接的に関係させることは間違っている」

マシア市長は内部規定に基づく処分も下すとしており、11日から6カ月の職務停止および減俸の可能性がある。だが、もしも選手の死との関係が明確になった場合は、解雇の可能性もあるという。ただし、医者はその可能性はないとの見解を示している。