MFピエルマリオ・モロジーニが14日のペスカーラ戦で試合中に倒れ、亡くなったことを受け、保有権を持つウディネーゼはクラブの公式サイトで、同選手の姉を支援すると発表した。

「ピエルマリオ・モロジーニの早すぎる死に深く心を痛めており、NPO団体『Udinese per la Vita』を通じ、この悲劇で残された不幸な選手の姉への支援を保証していくために活動する」

「『Udinese per la Vita』はすぐに動き出す予定で、セリエAやセリエBの全クラブとともに、選手の姉への支援活動をする。継続的に、長く、支援を続ける。セリエAとBの全クラブがこのメッセージを受け取ってくれるように願う」

イタリアサッカー選手協会(AIC)も同様の考えで、ジャンニ・グラツィオーリ事務総長が、「今朝、(アントニオ・)ディ・ナターレから連絡があった。お姉さんへの支援の用意があるかを知るためだ。AICとして、我々はAから下部リーグまで、全選手から基金を募る」と明かしている。

モロジーニの姉マリア・カルラさんは、精神的に深刻な障がいを抱えており、入院して親族に世話されている。知人は「費用はマリオが支払っていた。彼女だけになってしまったが、自分でお金を管理することはできない。裁判所が介入しなければいけないだろう。マリオの財産を使い、面倒を見る人に託すだろうね。その人が必要に応じて対処するだろう」と話した。

また、モロジーニが下部組織時代に所属していたアタランタも、アントニオ・ペルカッシ会長が「ずっとマリア・カルラさんの世話をすることは、私個人としてもアタランタとしても義務だと考える。ピエルマリオが悲劇的にいなくなることがなければ、彼がそうしていたはずだ。マリア・カルラさんはずっとアタランタファミリーの一員であり、決して何も心配する必要はない」と語った。