JR九州「幻のCM」がグランプリ、カンヌ・ロンドンに続きACC最高賞受賞。

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3月11日に発生した東日本大震災の影響でお蔵入りとなったものの、YouTubeなどに動画がアップロードされるや否や瞬く間に再生回数を伸ばし、ネットで大きな話題を呼んだ「JR九州/祝!九州キャンペーン」のCM(http://www.youtube.com/watch?v=UNbJzCFgjnU)。12月8日現在、再生回数は320万回を記録するなど、今年を代表するCMのひとつとなっているが、このたび発表された国内最高峰の第51回ACC CM FESTIVALにおいて、最高賞の総務大臣賞/ACCグランプリを受賞した。

このCMは九州新幹線の全線開業を祝い、公募で集まった1万人以上の人たちが沿線から新幹線に手を振るという内容。マイア・ヒラサワが歌う軽快な楽曲「Boom!」と映像の一体感が相まって、「元気をもらった」「今の日本に必要なCM!」など称賛の声が上がった。その評判はネットの中だけにとどまらず、今年6月のカンヌ国際広告賞では金賞、11月のロンドン国際広告賞では銀賞を受賞と、世界的な評価も獲得している。

CMの楽曲を手がけたマイア・ヒラサワは、2011年に彗星のごとく日本メジャー・デビューを果たし、CMソングを中心に数々のヒット曲をとばしたスウェーデン出身のシンガー・ソング・ライター。CMソング「Boom!」も映像と同様、2011年を象徴する楽曲としてヒットを記録し、映像と音楽の両方が高い評価を受けるCMとして、国内外の評価を得た形となった。

なお、来年1月25日には、「Boom!」のニュー・ヴァージョンを含む10曲を収録した日本限定のスペシャル企画アルバム「WE GOT IT」がリリースされる予定だ。