インテルは9試合で勝ち点8、レッチェと並んで下から3番目の成績と、悪夢のような序盤戦を過ごした。だが、インターナショナルウィークによるリーグ中断で、インテルの選手たちはバッテリーを充電しているようだ。MFデヤン・スタンコビッチが次のように巻き返しを約束している。

「2011年のラストスパートに向けて、僕らはとても良い準備をしている。素晴らしいインテルが土曜の試合で勝ち点3を手にすることを願っているよ」

スタンコビッチが言っているのは、19日に本拠地サン・シーロで迎えるカリアリ戦のことだ。だがこの一戦は、挽回へのスタートとしなければいけない。

「今の順位から逃げることはできない。でも、それを変えることはできる。1年前の僕らはクラブ・ワールドカップで優勝した。今はインテルらしくない順位にいる。でも、前進するものなんだ。グループは良くなっているよ。フィジカルコンディションもね。僕らに約束できるのは、多くの勝ち点を挙げるために、最大限の努力をするということだ。ここから年末まで33ポイントが懸かっている。すべてを獲得したい」

クラウディオ・ラニエリ監督はカリアリ戦で、両サイドバックに問題を抱えている。DFクリスティアン・キヴが出場停止で、DF長友佑都とDFマイコンもいない。両選手の復帰は早くてもチャンピオンズリーグ(トラブゾンスポル戦)となるだろう。

そこで、MFハビエル・サネッティが左サイドバックへと下がり、右サイドではDFジョナタンが先発に復帰する。中盤の攻勢は、MFエステバン・カンビアッソとMFチアゴ・モッタ、スタンコビッチで疑いないだろう。

前線でFWジャンパオロ・パッツィーニとコンビを組むのは、FWディエゴ・ミリートよりFWマウロ・サラテになると見られる。トップ下は、ふくらはぎのケガが心配されていたMFヴェスレイ・スナイデルだ。