ソフトバンクモバイルのCM「偽白戸家」編でお母さんをしている熟女優のあき竹城。昭和の時代から活躍する山形弁バリバリのベテラン女優が、今、人気CMだけでなくバラエティ番組にも引っ張りだこになっている。

 なぜ今、あき竹城なのか? バラエティ番組のプロデューサーがその理由をこう話す。

「トーク番組で方言は大きな武器。聞いていて心地いいのと、なまっているだけで笑いがとれる。感覚的にいうと、ボビー・オロゴンが話す片言っぽい日本語と同じ。普通のことをしゃべっているのに、どこかおもしろく聞こえてしまうんですよ」

 確かにあの方言には親しみやすさがあり、聞いていて思わず笑顔になってしまう。また、バラエティ番組には“おばちゃん枠”というものが存在し、少し前だと野村沙知代や細木数子が担っていた。その枠をにピッタリということで、「番組のキャスティング会議では、必ずといっていいほど名前が挙がりますよ」(日本テレビ・ベテラン局員)とのこと。

 もともと芸能界にデビューした頃は、劇場でコントをやっていたという彼女。人を楽しませるテクニックに関してはベテランで、最近ではAKB48と共演する『なるほど!ハイスクール』(日本テレビ系)で「あっちゃん(前田敦子)に顔が似ているって言われるの」と自ら話し、そこから発展した女性誌の企画で“AKT64(あき竹城、64歳)”と称してAKB48のコスプレを披露するという芸人顔負けの企画にも挑戦した。

 もちろん、この明るいキャラクターだけでなく、性格の良さもキャスティングされる理由だ。

「あきさんは、いまだに現場まで電車で来ることがあるんです。特に変装もしませんから、目立ってしようがないと思うんですが……。自分が大女優っていう意識がまったくないんでしょうね」(前出・局員)

 大女優なら腹を立ててしまいそうな歩き回るロケのときも、疲れた様子も見せず終始ノリノリだったという。

「豪快な一面もあって、まるで昭和の肝っ玉かあさんのような人なんですよ」(前出・局員)

 元気を出したい今の時代にピッタリのキャラクター、それが“AKT64”だったというわけだ。

(取材/高篠友一)


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