北朝鮮戦 「絶対に得点は取れる、という自信が生んだ吉田のロスタイム弾」
試合 :2014年ブラジルW杯 アジア3次予選 第1戦
開催日:2011年9月2日
結果 :日本代表勝利
スコア:「1−0」
得点者:吉田麻也
○ 日本代表
FW:李忠成
MF:香川真司 柏木陽介 岡崎慎司
MF:遠藤保仁 長谷部誠
DF:駒野友一 今野泰幸 吉田麻也 内田篤人
GK:川島永嗣
FW:ハーフナー・マイク
MF:岡崎慎司 香川真司 清武弘嗣
MF:遠藤保仁 長谷部誠
DF:駒野友一 今野泰幸 吉田麻也 内田篤人
GK:川島永嗣
○ 北朝鮮代表
FW:チョン・テセ
MF:リャン・ヨンギ パク・ナムチョル チョン・イルグァン
MF:アン・ヨンハ リ・チョルミョン
DF:チョン・グァンイク リ・グァンチョン パク・ナムチョル チャ・ジョンヒョク
GK:リ・ミョング
FW:チョン・テセ
MF:リャン・ヨンギ パク・クァンリョン チョン・イルグァン
MF:アン・ヨンハ パク・ソンチョル
DF:チョン・グァンイク リ・グァンチョン パク・ナムチョル チャ・ジョンヒョク
GK:リ・ミョング
FW:アン・チョルヒョク
MF:
MF:リャン・ヨンギ アン・ヨンハ パク・ソンチョル チョン・イルグァン
DF:チョン・グァンイク リ・グァンチョン パク・ナムチョル チャ・ジョンヒョク
GK:リ・ミョング
日本代表はいつもの「4−2−3−1」で、怪我で離脱した本田の代わりのトップ下には柏木が入りました。一方、北朝鮮代表は、1トップに、日本でもお馴染みのチョン・テセ、左SHにはベガルタ仙台のリャン・ヨンギ、ボランチの1枚には柏レイソルのアン・ヨンハ、と配置した「4−2−3−1」でした。
北朝鮮代表の戦い方は、1トップのチョン・テセとトップ下のパク・ナムチョルが日本のダブルボランチである遠藤と長谷部をマークし、残りの8枚は「4−4」のコンパクトな守備ブロックを作ってゾーンで守り、攻撃は繋いでのカウンター、という方法でした。もちろん放り込み攻撃もありましたが、なるべく繋いで攻めたい、という感じでした。
それに対する日本代表の戦い方は、後ろの6枚でボールを回し、前の4枚に縦パスを入れて、そこから、ワンツーなどのコンビネーションで中央突破を狙ったり、サイドに展開してクロスボールからの得点を狙ったり、という攻撃で、守備の方は、チョン・テセは吉田が主にマークし、繋いで来る攻撃を素早いプレスで潰す、という方法でした。
そして、途中で台風による大雨となりながらも、日本代表が攻守において北朝鮮代表を上回り、試合は、ほぼ日本のワンサイドゲームに。しかし、日本代表の攻撃は、守備に徹する北朝鮮代表にゴール前で弾き返され続け、また、李、香川、柏木、岡崎、などのシュートは尽くゴールマウスを外れるなどして、結局前半は無得点という事で終えました。
後半も日本代表のワンサイドゲームが続きます。チョン・テセとパク・ナムチョルにボールが収まらず、ほとんど攻撃が出来ない北朝鮮代表に対して、日本代表は香川を起点として攻め続けます。また、長谷部が前半よりも積極的に前に出てる来るようになって、それによって更に攻撃に厚みを増した日本代表が攻め続けました。
ところが、後半11分、北朝鮮代表が、パク・ナムチョルに代えてパク・クァンリョンを入れてきた事によって、少し流れが変わってきます。パク・クァンリョンはパク・ナムチョルよりも起点を作る事ができていたので、そのパク・クァンリョンのポストプレーからリャン・ヨンギがシュート、という、この試合で最も危ないシーンを作られてしまいます。
更に、その流れから続くCKでは、ファーサイドでそのパク・クァンリョンにヘディングシュートを撃たれそうになるなど、日本にとって危ないシーンが続きました。どちらも吉田のシュートブロックやマンツーマンマークによって失点を免れましたが、もしここで失点していたらと思うと、少し肝を冷やした時間帯でした。
但し、後半15分、日本代表は柏木に代えて清武を入れ、その清武を右、香川を中央、岡崎を左、という配置に変えていた訳ですが、中央にポジションを変えた事で自由を手に入れた香川が更に躍動し始めると、清武とも息の合ったコンビネーションを見せ、その清武のシュートによる2度の決定機を作り出します。
これによって再びペースを握り返した日本代表が、疲労の色が濃くなってきた北朝鮮代表を押し込むと、後半25分には李に代えてハーフナー・マイクを投入し、そのハーフナー・マイクをターゲットにした攻撃で北朝鮮代表の反撃の力を封じ込め、後は得点を取るだけ、という試合に戻しました。
それに対して北朝鮮代表は、後半33分に、リ・チョルミョンに代えてパク・ソンチョルを入れて、なんとか交代策で劣勢の打開を図ろうとしますが、この交代では大きく変わる事はなく、日本代表がじわじわと北朝鮮代表のゴールマウスを脅かし続けます。そして、後半38分には、遠藤へのラフプレーでパク・クァンリョンが一発退場となったので、日本代表は更に攻撃の圧力を強めます。
そして、1回、2回、3回、とCKが続き、今野のシュートがゴールバーに弾かれる、香川のヘディングシュートがGKにスーパーセーブで防がれる、遠藤のクロスに内田が飛び込んでもう少しというシーンを作る、と続いた4回目のCK、ショートコーナーからの清武のクロスを吉田がヘディングで押し込み、後半49分、やっと日本代表が得点を奪いました。
と言う事で、ほぼ日本のワンサイドゲームとなった試合で、後半ロスタイムに得点を決めた日本代表が、スコア「1−0」、2014年のブラジルW杯を目指すアジア3次予選の第1戦で、まずは無事に勝利、勝点3をゲット、という試合になりました。これでザックジャパンの無敗記録は更に1つ伸びる事になりましたね。
試合としては、厳しい試合となりましたし、スコアも「1−0」で、ギリギリの勝利と言える試合ではありましたが、現在の日本代表と北朝鮮代表の実力差は、かなりあるかなという感じでした。次のウズベキスタン戦も、アウェイでもありますし、厳しい試合にはなるかなとは思いますが、最低でも勝点1はきっちり取ってきて欲しいなと思います。
開催日:2011年9月2日
結果 :日本代表勝利
スコア:「1−0」
得点者:吉田麻也
○ 日本代表
FW:李忠成
MF:香川真司 柏木陽介 岡崎慎司
MF:遠藤保仁 長谷部誠
DF:駒野友一 今野泰幸 吉田麻也 内田篤人
GK:川島永嗣
FW:ハーフナー・マイク
MF:岡崎慎司 香川真司 清武弘嗣
MF:遠藤保仁 長谷部誠
DF:駒野友一 今野泰幸 吉田麻也 内田篤人
○ 北朝鮮代表
FW:チョン・テセ
MF:リャン・ヨンギ パク・ナムチョル チョン・イルグァン
MF:アン・ヨンハ リ・チョルミョン
DF:チョン・グァンイク リ・グァンチョン パク・ナムチョル チャ・ジョンヒョク
GK:リ・ミョング
FW:チョン・テセ
MF:リャン・ヨンギ パク・クァンリョン チョン・イルグァン
MF:アン・ヨンハ パク・ソンチョル
DF:チョン・グァンイク リ・グァンチョン パク・ナムチョル チャ・ジョンヒョク
GK:リ・ミョング
FW:アン・チョルヒョク
MF:
MF:リャン・ヨンギ アン・ヨンハ パク・ソンチョル チョン・イルグァン
DF:チョン・グァンイク リ・グァンチョン パク・ナムチョル チャ・ジョンヒョク
GK:リ・ミョング
日本代表はいつもの「4−2−3−1」で、怪我で離脱した本田の代わりのトップ下には柏木が入りました。一方、北朝鮮代表は、1トップに、日本でもお馴染みのチョン・テセ、左SHにはベガルタ仙台のリャン・ヨンギ、ボランチの1枚には柏レイソルのアン・ヨンハ、と配置した「4−2−3−1」でした。
北朝鮮代表の戦い方は、1トップのチョン・テセとトップ下のパク・ナムチョルが日本のダブルボランチである遠藤と長谷部をマークし、残りの8枚は「4−4」のコンパクトな守備ブロックを作ってゾーンで守り、攻撃は繋いでのカウンター、という方法でした。もちろん放り込み攻撃もありましたが、なるべく繋いで攻めたい、という感じでした。
それに対する日本代表の戦い方は、後ろの6枚でボールを回し、前の4枚に縦パスを入れて、そこから、ワンツーなどのコンビネーションで中央突破を狙ったり、サイドに展開してクロスボールからの得点を狙ったり、という攻撃で、守備の方は、チョン・テセは吉田が主にマークし、繋いで来る攻撃を素早いプレスで潰す、という方法でした。
そして、途中で台風による大雨となりながらも、日本代表が攻守において北朝鮮代表を上回り、試合は、ほぼ日本のワンサイドゲームに。しかし、日本代表の攻撃は、守備に徹する北朝鮮代表にゴール前で弾き返され続け、また、李、香川、柏木、岡崎、などのシュートは尽くゴールマウスを外れるなどして、結局前半は無得点という事で終えました。
後半も日本代表のワンサイドゲームが続きます。チョン・テセとパク・ナムチョルにボールが収まらず、ほとんど攻撃が出来ない北朝鮮代表に対して、日本代表は香川を起点として攻め続けます。また、長谷部が前半よりも積極的に前に出てる来るようになって、それによって更に攻撃に厚みを増した日本代表が攻め続けました。
ところが、後半11分、北朝鮮代表が、パク・ナムチョルに代えてパク・クァンリョンを入れてきた事によって、少し流れが変わってきます。パク・クァンリョンはパク・ナムチョルよりも起点を作る事ができていたので、そのパク・クァンリョンのポストプレーからリャン・ヨンギがシュート、という、この試合で最も危ないシーンを作られてしまいます。
更に、その流れから続くCKでは、ファーサイドでそのパク・クァンリョンにヘディングシュートを撃たれそうになるなど、日本にとって危ないシーンが続きました。どちらも吉田のシュートブロックやマンツーマンマークによって失点を免れましたが、もしここで失点していたらと思うと、少し肝を冷やした時間帯でした。
但し、後半15分、日本代表は柏木に代えて清武を入れ、その清武を右、香川を中央、岡崎を左、という配置に変えていた訳ですが、中央にポジションを変えた事で自由を手に入れた香川が更に躍動し始めると、清武とも息の合ったコンビネーションを見せ、その清武のシュートによる2度の決定機を作り出します。
これによって再びペースを握り返した日本代表が、疲労の色が濃くなってきた北朝鮮代表を押し込むと、後半25分には李に代えてハーフナー・マイクを投入し、そのハーフナー・マイクをターゲットにした攻撃で北朝鮮代表の反撃の力を封じ込め、後は得点を取るだけ、という試合に戻しました。
それに対して北朝鮮代表は、後半33分に、リ・チョルミョンに代えてパク・ソンチョルを入れて、なんとか交代策で劣勢の打開を図ろうとしますが、この交代では大きく変わる事はなく、日本代表がじわじわと北朝鮮代表のゴールマウスを脅かし続けます。そして、後半38分には、遠藤へのラフプレーでパク・クァンリョンが一発退場となったので、日本代表は更に攻撃の圧力を強めます。
そして、1回、2回、3回、とCKが続き、今野のシュートがゴールバーに弾かれる、香川のヘディングシュートがGKにスーパーセーブで防がれる、遠藤のクロスに内田が飛び込んでもう少しというシーンを作る、と続いた4回目のCK、ショートコーナーからの清武のクロスを吉田がヘディングで押し込み、後半49分、やっと日本代表が得点を奪いました。
と言う事で、ほぼ日本のワンサイドゲームとなった試合で、後半ロスタイムに得点を決めた日本代表が、スコア「1−0」、2014年のブラジルW杯を目指すアジア3次予選の第1戦で、まずは無事に勝利、勝点3をゲット、という試合になりました。これでザックジャパンの無敗記録は更に1つ伸びる事になりましたね。
試合としては、厳しい試合となりましたし、スコアも「1−0」で、ギリギリの勝利と言える試合ではありましたが、現在の日本代表と北朝鮮代表の実力差は、かなりあるかなという感じでした。次のウズベキスタン戦も、アウェイでもありますし、厳しい試合にはなるかなとは思いますが、最低でも勝点1はきっちり取ってきて欲しいなと思います。
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