教育評論家の尾木直樹氏が自身のブログ「オギブロ」内で、『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)へ怒りの抗議をしている。

事の発端は、5月19日の同番組内での尾木氏のコメントの使われ方にあるようだ。
あるコーナーで、大阪府の橋下徹知事が“入学式や卒業式での君が代斉唱時に起立しない教職員に対する、免職処分の基準を定めた条例案”の議会への提出を表明したことについて、番組パネリストらが意見を述べていた。スタジオ内にいた複数のパネリストは全員、橋下知事に賛成の意見ばかりであり議論にはならなかった。

そこで尾木氏が電話で応対したコメントを、録音したものが流された。画面上段の右端には、「尾木直樹が橋下政策に物申す」とテロップが出ている。

「処分する権限を持っているのは“市民”なんですよ、今は。権力をかさに着て条例化して、有無を言わさず従わない者は処分しようというのは、時代錯誤であると思います。」この時の尾木氏のコメントである。視聴者から「尾木氏は橋下知事に反対している。君が代斉唱には反対なんだな。」と思われても仕方ない、番組の組み立てであった。

この放送日の夕方「ひどい!ミヤネヤ。」と題し、即座に抗議文を掲載。尾木氏は「君が代」問題の話はしていない。意図的にコメントが編集されている。―とテレビ局にも強く抗議したことを表明している。そして5月20日のブログには、「テレビ局から、正式の謝罪がありました。」と報告している。

尾木氏の思想信条はどうであれ彼の言葉を信じれば、電話インタビューのコメントを番組製作者側の意図に沿って編集されたのなら、許しがたいことである。一般市民であれば、尾木氏のように反論すら公に表明できない。なぜ尾木氏だけ録音で、生電話ではなかったのか。なぜ、生で「反対意見」を答えてくれる人を探さなかったのか。テレビ局側の姿勢を疑われても仕方が無いのである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)

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【参照】
尾木直樹オフィシャルブログ「オギブロ」