インテルのマッシモ・モラッティ会長は、現在のチーム状況が「心身の疲れによる危機的」なものだと分析している。一方で、レオナルド監督について、同会長は次のように話している。

「問題はそれほど変わっていない。彼はミラン戦まで素晴らしい努力をしてきた。そこ(ミラン戦)では最大限が期待されたが、おそらくは代表戦に選手たちを送ったことが深刻なミスだったのだろう。我々は、選手たちがまた万全の状態で戻ってくると確信していた。だが実際は、非常に疲れてしまっていたんだ」

「監督は必要なことをやっている。私は、よくやっていると思うよ。だがもちろん、こういう状況を食い止めるのは簡単じゃない。今は再びうまくやれるようになることを願おう。我々には1週間のしっかりした休みが必要なんだろうけどね」

ジョゼ・モウリーニョ現レアル・マドリー監督の復帰が噂されているが、モラッティ会長は「新聞でそのニュースを読んだが、モウリーニョに関しては何もない」と述べるにとどまった。また、MFチアゴ・モッタやDFマイコンが前節パルマ戦で招集外となったことにも、同会長はコメントしていない。

インテルは19日のコッパ・イタリア準決勝ファーストレグでローマと対戦するが、レオナルド監督はまた新たな問題を抱えることになった。FWサミュエル・エトーがパルマ戦で左足首を痛め、遠征メンバーから外れたからだ。

エトーは18日、フィジオセラピーを受けるにとどまっている。おそらく、リーグ次節には間に合うと見られるが、ローマ戦ではFWディエゴ・ミリートとFWジャンパオロ・パッツィーニがコンビを組むことになるだろう。