ユヴェントスはバルセロナMFハビエル・マスチェラーノを狙っている。同選手は先日のサラゴサ戦で加入以来ベストパフォーマンスと言える試合をしているが、スピーディーでデリケートなバルサのプレーにおいて、リズムとポジションをつかむのに苦しんでいる。彼はファイターであり、決してタオルを投げてはいないが、ユヴェントスが真剣に獲得を狙うなら、交渉の余地はあるだろう。

ユーヴェが狙うもう一人のバルサ選手が、FWボージャン・クルキッチである。依然として出場機会が少なく、ペップ・グアルディオラ監督が与える機会を無駄にしている。直近ではサラゴサ戦がその例だ。テクニカルな面よりも、ボージャンは精神的に深刻な危機的状況にあり、彼にとってもバルサにとっても選択すべき時期が訪れている。

ユーヴェはリヴァプールと彼の獲得を争うかもしれない。そのリヴァプールは、同じバルサのFWジェフレンにも関心を寄せている。彼もまた、継続的なケガにより出場機会が少ない選手である。

逆にバルセロナからは、パレルモのスターを狙っているとのニュースが届いた。マウリツィオ・ザンパリーニ会長がMFハビエル・パストーレを売却するのであれば、最初の客となるのはバルサだろう。バルサは以前からパストーレを追っている。


ゼニト・サンクトペテルブルクのルチアーノ・スパレッティ監督は、バルサのDFエリック・アビダルかDFマックスウェルのどちらかを獲得したがっているようだ。今季のロシアリーグは2012年夏に閉幕する長丁場。動く時間はある。アビダルは素晴らしいシーズンを過ごしており、バルセロナが彼を手放すのは難しいことだろう。

なおロシアでは、ルート・グーリット監督が就任したテレク・グロンジーが、アトレティコ・マドリーFWディエゴ・フォルランを獲得しようとしているという。お金はある。先のワールドカップでMVPに選ばれたフォルランにその意思があるかは分からない。

スペインでは、負傷で6週間の戦線離脱が決まったセビージャFWルイス・ファビアーノが、母国ブラジルへ戻ることになるようだ。2013年までの契約を結んでいる同選手だが、サンパウロ復帰に向けて大きく動いているようである。