DVD『フラッシュフォワード』より (c) ABC Studios.
いまこの記事を読んでいる最中に、気絶しちゃったらどうします?

今の私の状況で言うならば、頭をパソコンのキーボードに打ちつけて、そのままデスクトップに意味をなさない文字が、「kmこいjkkkkkkkkkkkkkkk…」という感じで打ち込まれ続けると思います。

ただ、会社で原稿を書いているからいいものの。車を運転している人は交通事故を起こしますし、飛行機に乗っている人は墜落します。手術中の患者は死んでしまいますし、自殺をしようと銃を構えている人は、逆に生き残ったりします。

ある日突然、全世界の人が同時に気絶する――。

そんな恐ろしく奇想天外な設定の海外ドラマ『フラッシュフォワード』が、3月2日、DVDになって登場します。

■全世界の人が同時に気絶する
『フラッシュフォワード』は、米国ABCがかつてないほど巨額の製作費を投じた超大作。2009年に米国で放送された初回は、なんと約1250万人が視聴したそう。100カ国以上での放送が決定しており、人気ドラマシリーズ『LOST』を凌ぐ反響を巻き起こしているようです。

ある日突然、全世界の人が同時に気絶し、もちろん、寝ている人はそのままだったりしますが…、2分17秒間、半年後の未来のイメージを見ます。

なぜ、半年後の未来だと分かったのか。

みんなが気絶した際に見ていたイメージが、共有されていたからです。
例えば、誰かと会っているイメージを見た人は、その相手も一緒のイメージを見ていたのです。

FBI捜査官のマーク・ベンフォードたちは、事件の原因を探るため、インターネットを使って、未来のイメージを共有する掲示板サイトを作ります。一人ひとりが持つ、未来のかけらを集めて、未来の全貌を解き明かそうとするのです。

■既に明らかな結末に向かうスリル
物語は、既に明らかになっている未来のイメージに向かって、どんどん進んでいきます。

その展開が実にスリリング。同性愛者の女性が妊娠する等、ありえないような半年後に向かって、少しずつですが、確実にパーツが組み上がっていきます。

事件の原因に迫る謎解きの要素とともに、未来を見てしまった人々が、不幸な未来を変えるため、あるいは幸せな未来を実現するために、苦悩する人間ドラマが描かれています。

絶望的な未来が待っているとしても、何としてもその運命を変えてやろうと奮闘する主人公たちの姿は、見る者に明日への活力を与えてくそうです。

とにかく、第1話の全世界が同時に気絶するシーンは必見。日本のドラマ関係者が気絶するほど(?)の映像が体験できるでしょう。

DVD『フラッシュフォワード』に驚愕設定に、ぜひエンター!

■関連リンク
『フラッシュフォワード』公式サイト

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