DFレオナルド・ボヌッチとMFホルヘ・マルティネスの入団が1日に正式発表される予定のユヴェントス。一方で、ベッペ・マロッタGM(ゼネラル・マネージャー)は依然としてチーム強化に動いており、モスクワからの朗報を待っている。ターゲットは、CSKAモスクワのセルビア代表MFミロシュ・クラシッチだ。

クラシッチ本人はユヴェントスへの移籍希望を表しているが、CSKAはマンチェスター・シティからのオファーについて検討しており、ユヴェントスに対して譲歩するつもりはないようだ。近日中にこう着状態が解かれる可能性もある。なお、ユーヴェはウディネーゼともDFマルコ・モッタのレンタル移籍について交渉している。

また、サンプドリアからFWジャンパオロ・パッツィーニの移籍を断られたことで、ユーヴェはヴォフルフスブルクFWエディン・ゼコの獲得の可能性を打診しているようだ。ただし、現時点でヴォルフスブルクの要求額と提示額との差は1000万ユーロ(約10億8000万円)近くと、ユヴェントスに支払える金額ではないと見られている。

一方、ローマのダニエレ・プラデSD(スポーツ・ディレクター)は1日からミラノ入りし、インテルのマルコ・ブランカTD(テクニカル・ディレクター)との会談でDFニコラス・ブルディッソ獲得について話し合う予定。長く、難しい交渉になることをローマは恐れている。

インテルはブルディッソを約800万ユーロ(約8億7000万円)と評価しており、ローマは600万ユーロ(約6億5000万円)での獲得を目指している。お互いに合意可能な金額だ。ブルディッソの代理人を務めるフェルナンド・イダルゴ氏は、「ニコラスの未来は両クラブが会談して決まるだろう。我々は待つしかない」と話している。