イタリア代表FWジャンパオロ・パッツィーニは、南アフリカ・ワールドカップ(W杯)に臨む現在のチームは、攻撃陣が強くないという意見に、納得がいかないようだ。同選手は12日の会見で次のように話している。

「(アルベルト・)ジラルディーノはたくさんのゴールを決めてきたし、素晴らしい選手だよ。(アントニオ・)ディ・ナターレもそうだ。(ヴィンチェンツォ・)イアクインタだって、みんなが欲しがるストライカーだよ。(ファビオ・)クアリアレッラと(シモーネ・)ペペだって悪くない。僕は、問題ないと思うけどな」

また、パッツィーニは対戦したくない相手について、「イングランドはとてもしっかりしているチームだよね。嫌なDF? ルシオ(ブラジル代表)と言っておくよ。特に、過去のことから言ってね」とコメントしている。パッツィーニが示唆したのは、セリエAのインテル対サンプドリア戦のことだ。ジョゼ・モウリーニョ監督の手錠ジェスチャーが話題となったこの一戦で、パッツィーニは退場となっている。

また、ユヴェントスへの移籍が報じられるパッツィーニだが、「夢に見たW杯が始まるまで2日なんだ。そんなこと考えないよ。そういうことに関しては、とても落ち着いている。テレビや新聞はないし、電話では家族や彼女と話しているよ。それより、ここでゴールを決め、大きなことをしたいという風に思っている」と強調している。