キム・ヨナ「世界で最も影響力のある100人」のヒーロー部門で第2位!

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米紙「タイム」は29日、2010年の「世界で最も影響力のある100人」を発表し、韓国からはフィギュアスケート選手キム・ヨナが選ばれた。4月始めに候補者200人が発表され、これまでネット上で、し烈な投票合戦が行われてきたが、最終審査によりベスト100人がついに決定した。

キム・ヨナは「ヒーロー」部門で米国のビル・クリントン元大統領に次いで、2位を記録。高い順位をマークしたことから、韓国では喜びの声が上がっている。

2002年ソルトレイクシティ五輪銅メダリストのミシェル・クワンは、「キム・ヨナのようにスポーツと芸術性を完璧に調和させたスケーターを今まで見たことがない」「バンクーバー五輪での演技を通じて、フィギュアスケートの姿を完全に変えた」とタイムで評価。韓国メディアは「ミシェル・クワンも絶賛」「フィギュア女王らしい順位」と報じている。

もちろん、キム・ヨナを上位に押し上げるべく、ネット投票に燃えた韓国ネットユーザーたちも満足げな様子だ。

「よくやった」
「ヨナが韓国人であることが誇らしい」
「これからも素敵な姿を見せてほしい」
「ビル・クリントンが米国人でなければヨナが1位だった」
「世界的なスターのキム・ヨナを悪く言うやつは韓国人が許さないだろう」

といった声が集まっている。
一方で、最近キム・ヨナの周りでは金銭問題が絶えないことや、バンクーバー五輪から時間が経っていることもあるせいか、

「そろそろ飽きてきた」
「また買収したのか」
「カナダに移住したらどうだ」
「最近、傲慢になってきた」
「すべては金、金、金」

と以前にはなかった反応も見られるように。

多数のCMに出演し、3年間で約115億ウォン(約9億6000万円)ほど稼いだといわれているキム・ヨナは、CM1本あたりの出演料も10億ウォン(約8千500万円)レベルとトップクラス。韓国では、フィギュアだけでなくCMクイーンとしても有名だ。さらに、これまで所属していたマネージメント会社「IBスポーツ」と契約が終了したのにともない、自らが株主として参画した株式会社「オール・ザッツ・スポーツ(AT SPORTS)」を設立。

ネットユーザーが以前とは違って「買収」「金」と少し冷たい言葉を使うようになったのは、最近、キム・ヨナの周りで金銭絡みのニュースが絶えないことも影響しているようだ。

ちなみに、「世界で最も影響力のある100人」のほかの部門を見てみると、ヒーロー部門には、米国プロゴルファーのフィル・ミケルソン、プロテニス選手のセリーナ・ウイリアムズ、アクション俳優のジェット・リーなどが選ばれたほか、リーダー部門では、ブラジルのルーラ・ダ・シルヴァ大統領が1位、米オバマ大統領が4位、日本の鳩山首相は6位に選ばれている。


参照:キム・ヨナ「タイム100人」でヒーロー部門選定 - 日刊スポーツ


(文:林由美)

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