イングランドの名GKピーター・シルトンが、デイビッド・ベッカムの代表出場試合記録更新に疑問を投げかけている。

 自身イングランド代表125キャップという記録を保持しているシルトンは、ベッカムについて次のように語っている。

「昨年10月のベラルーシ戦、ベッカムはたった3分間だけ出場した。あれは戦術とはまったく関係のない途中出場だ。がっかりしたよ。ボビー・ムーア(108キャップ)やボビー・チャールトン(106キャップ)は、ほとんど90分フルで出場してあの記録を作ったものだ。ベッカムは途中出場ばかりだがね」

 ベッカムが28日のスロバキア戦、4月1日のアイスランド戦でキャップ数を伸ばせば、シルトンの記録に近づくことになる。それを恐れてのコメントか?という推測も流れたが、本人は記録が抜かれることは無いと安心しているよう。シルトンは「ベッカムが自分の記録を抜くためには、2010年ワールドカップで多くの試合に出場しなければならない。34才の彼にとってはきついだろうね」と余裕をみせている。