パンチ、前蹴りに苦戦を強いられた皇帝ヒョードルだが、一発で勝利を手にした

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2009年1月24日(土・現地時間)、米国カリフォルニア州アナハイムのホンダ・センターでは、昨年7月に旗揚げ興業を開催したAfflictionの2度目の大会『Day of Reckoning』が行われた。

UFCとは一味違ったオールスター戦が行われた当大会、そのメインイベントにはWAMMA世界ヘビー級選手権試合=“60億分の1”エメリヤーエンコ・ヒョードルが元UFC世界ヘビー級王者アンドレイ・オルロフスキーの挑戦を受ける一戦が、そして、セミファイナルにはジョシュ・バーネットがギルバート・アイブルを迎え撃つヘビー級戦などがラインナップされた。

そのメインイベントでは、先手をとったオルロフスキーがパンチ&ローを繰り出し、一度のブレイクを挟んでから、ワンツー、左の前蹴りと攻勢に。この一撃でヒョードルはコーナーまで吹き飛ばされるも、ここで勝負を賭けたオルロフスキーが飛びヒザ蹴りで飛び込もうとした瞬間、ヒョードルがカウンターの右フック一閃。オルロフスキーを叩き落すように迎撃すると、この一撃で見事なKO勝ち。一時は劣勢を感じさせるシーンもあったが、終わってみればヒョードルがその強さを満天下にアピールする結末となった。

その他にも、IFL世界ウェルター級&ライトヘビー級王者、キングオブパンクラシスト無差別級王者、現役のストライクフォース世界ライトヘビー級王者らが参戦したスーパーイベント。セミファイナルでは、バーネットが粘るアイブルを必死のパウンドで仕留め、ヘビー級頂点対決へと歩を進めた。また、かつては旋風を巻き起こしたヴィトー・ベウフォートがマット・リンドランドから37秒のKO勝利。UFCをリリースされ、仕切りなおしの一戦となったソクジュは、ストライクフォース世界ライトヘビー級王者ヘナート・ババルと対戦したが、アナコンダチョークで完敗を喫した。

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Affliction:Day of Reckoning 全試合結果


第10試合 WAMMAヘビー級選手権試合/5分5R
[王者]
○エメリヤーエンコ・ヒョードル
(ロシア)
1R3分14秒
TKO
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[挑戦者]
アンドレイ・オルロフスキー×
(ベラルーシ)
第9試合 ヘビー級/5分3R
○ジョシュ・バーネット
(米国)
3R3分5秒
TKO
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ギルバート・アイブル×
(オランダ)
第8試合 ミドル級/5分3R
×マット・リンドランド
(米国)
1R37秒
TKO
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ヴィトー・ベウフォート○
(ブラジル)
第7試合 ライトヘビー級/5分3R
×ティエリー・ソクジュ
(カメルーン)
2R2分36秒
アナコンダチョーク
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ヘナート・ババル○
(ブラジル)
第6試合 ヘビー級/5分3R
○ポール・ブエンテーロ
(米国)
3R4分18秒
TKO
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キリル・シデルニコフ×
(ロシア)
第5試合 ライト級/5分3R
○ダン・ローゾン
(米国)
1R4分55秒
リアネイキドチョーク
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ボビー・グリーン×
(米国)
スィングバウト ウェルター級/5分3R
○ジェイ・ヒエロン
(米国)
1R1分4秒
KO
ジェイソン・ハイ×
(米国)
第4試合 ライトヘビー級/5分3R
○アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ
(ブラジル)
2R4分26秒
TKO
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ウラジミール・マティシェンコ×
(ベラルーシ)
第3試合 フェザー級/5分3R
×バオ・クアーチ
(米国)
3R終了
判定
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LC・デイビス○
(米国)
第2試合 フェザー級/5分3R
○アルバート・リオス
(米国)
3R終了
判定
アントニオ・デュアルテ×
(メキシコ)
第1試合 ウェルター級/5分3R
×パトリック・スペイト
(米国)
2R4分10秒
TKO
ブレット・クーパー○
(米国)