インテル所属のブラジル代表GKジュリオ・セーザル(29)が“ガゼッタ・デッロ・スポルト”紙の独占インタビューに応じた。

――今季はジョセ・モウリーニョが監督に就任した。ディフェンス面の変化はあったか?

「自分は前監督(マンチーニ)とも信頼関係を築いており、現監督と比較することは好きじゃない。監督によって指導方法、パーソナリティー、性格、そしてチームに求めるものは異なるものだからね」

――セリエAで首位を走るインテルのゴールマウスを守り、ブラジル代表のレギュラーの座も獲得している。今日に至るまでには数々の自己犠牲を払ったと思われるが、最も自己犠牲を払ったのは?

「多くの犠牲を払ったとは感じていないよ。少年時代に楽しいと感じてカルチョを始め、好きなカルチョで生活できるようになったわけだから。犠牲ではなく、イタリアデビューとなったキエーボの6か月間はとても苦労した。出場機会に恵まれず、代表でもメンバー外となった。その後インテル移籍が決まったが、6か月間はブラジルに残るという選択肢もあったが、すぐにイタリアに行くことを決めたよ。危険が伴う選択ではあったが、自分自身に懸けた。ラッキーなことに願っていた通りの道が開けた

――インテルは現在国内リーグ戦で首位を走っている。最後まで首位の座をキープすることはできるか?

「そうなることを願っているよ。後半戦のスタートダッシュが鍵を握っている。『勝利』は友達のような存在として、常に意識しなければならない。後半戦の初戦カリアリ戦はとても重要だ」

――欧州CL決勝トーナメント初戦となるマンチェスター・ユナイテッド戦のことは考えているか?

「土曜のカリアリ戦に集中しており、今は考えていない。欧州CLはまだ先の話だ。まずは国内リーグ戦とイタリア杯で結果を出さなければならない。我々の目標は全ての試合に勝利を収めることであり、確かな歩みを続けている。もちろん、マンチェスター・ユナイテッドはモチベーションの上がる相手だが、今は考える時期ではない」

――マンチェスター・ユナイテッドにはクリスティアーノ・ロナウドとルーニーがいる。どちらが脅威か?

「ゴールキーパーは常に目前の試合にのみ集中しなければならない。時期がくればマンチェスター・ユナイテッドについて考える。また、得点力があるのはクリスティアーノ・ロナウドとルーニーだけではない」