アーセナルの新キャプテンに21歳のセスク・ファブレガスが選ばれた。若いチームのなかでも特に若いキャプテンとなるが、このスペイン代表はすでにアーセナルで5シーズン目を迎え、経験という点では申し分ない。ただし、内紛やふがいない成績で揺れるチームを引っ張るのは並大抵の仕事ではないだろう。

 ファブレガスは、「世界有数のクラブでキャプテンを務めるのはとても名誉なことだ。すごく誇らしい瞬間だよ。責任の重さは十分承知しているけれど、チームメートと一緒に団結してやる。僕らに以前のように勝利を続けるためのやる気もあるし、全力を尽くしたい」と話した。

 ヴェンゲル監督がいずれはファブレガスにキャプテンを任せたいと考えていたのは間違いないが、リーグ戦14試合ですでに4敗という状況で、まさか任命することになるとは予想外だったろう。アーセナルは25日にCLのディナモ・キエフ戦、さらに日曜日にはチェルシーとの大一番を迎える。