<企画説明>
タレントたちが、恐れる「キャラかぶり」、「あいつとは比較されたくない」「あの人とは共演したくない」・・・やはり同じ香りのする相手は避けたいのだ。
そんな有名人たちの気持ちを逆手にとって「夢の”競演”」を実現させる。それがこのコーナーである。
どんな対戦結果が出ても、それはあくまで編集部の”独断と偏見”によるもの。
『おせっかいといわれればお許しを。』

二回目の今回は、「山本モナ VS 沢尻エリカ」の対戦だ、さてどっちが勝ち組み!?

「山本モナ VS 沢尻エリカ」ってキャラかぶるのか?かぶるのである。
”世間から批判を浴びるキャラ”なのだ。

ただ、今回の対戦(比較)に際して前置きしておかねばならないのは、今(2008年夏)現在は圧倒的に「山本モナ」が旬である。したがって、それは考慮して比較したい。「沢尻えりか」も2007年秋は負けないほどの旬だったのだから。

簡単に二人のプロフィールからみてみよう。
・山本モナ(1976年2月11日生まれ32歳)、日本人の母とノルウェー人の父を持つ。1996年 「ミスハリー・ウィンストン」グランプリを受賞。 1998年に朝日放送入社。2005年フリーとなる。アナウンサー、タレントとして活躍。
・沢尻エリカ(1986年4月8日生まれ22歳)、日本人の父とフランス人の母を持つ。小学校6年生で芸能界デビューし、雑誌のモデルなどをしていた。フジテレビビジュアルクイーンオブ・ザ・イヤー2002に選ばれる。その後、ドラマ、映画で女優、歌手として活躍する。

二人ともハーフなのである。それゆえの容姿からか、ミスやクイーンといった賞をとっているところも似ているのだ。

山本は、アナウンサーとしてスタートし、『ムーブ!』の立ち上げ携わるなどするが、今は、クイズ番組などバラエティでのタレントとしての活躍が目立つ。

沢尻は映画『パッチギ!』で女優として高く評価され、ドラマでも『1リットルの涙』『タイヨウのうた』と立て続けに名作を残している。ドラマ中の“Kaoru Amane”名義で歌手デビューして1位を獲得、歌手ERIKAとしてもCDリリースなど歌手業も順調である。
タレントとしての活躍では、沢尻に分があるようなのだが、今回企画では「世間から批判を浴びるキャラ」度を比較してみる。

これまで、どんなことで批判を浴びてきたかをみることにしよう。

山本はまず、2006年の不倫事件からはじまる。
写真週刊誌『フライデー』に民主党政調会長代理(当時)の細野豪志議員との不倫を報じられたのだ。相手は議員である。世間の批判も大きかった。『筑紫哲也 NEWS23』(TBSテレビ)のキャスターに抜擢されていた矢先だったが、わずか5日間の出演で降板した。
この時の『フライデー』に掲載された二人の不倫スクープ写真(キス写真)は、2006年度「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞・話題賞」を受賞したというおまけつきである。
世間からも「もうテレビには出られないのでは」という声まであったのだが、『フライデー』の辛さはよくわかっているビートたけしが、拾ってくれ『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』でテレビに復帰した。
その後、バラエティ中心に人気も回復してきたのだが、2008年の7月10日に今度は『女性セブン』に、プロ野球・読売ジャイアンツの二岡智宏内野手との不倫デート写真を撮られた。
今度は、相手が読売ジャイアンツのスター選手である。野球ファンも含めて大バッシングとなり、事務所よりテレビ・ラジオ出演を自粛・謹慎すると発表されると、テレビ局のHPには1000件以上の反響があったという(ほとんどは自粛賛成の声だった)。
大きくはこの二つなのだが、他にも、2007年8月下旬、10年越しの付き合いというゲームクリエーター氏とのフィリピン2ショット旅行をフライデーに撮られたり、関係を否定しているが、Jリーグの三浦知良選手(41)と会っていたことも話題になった。
なにかと、恋い多き女のイメージがあるが、本人がテレビ番組「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)で、「私はキスが我慢できない」「好きになるのは友だちの彼氏」などと告白しているから、間違いないようだ。

また、酒による失敗も多く、有名なのは。島田紳助がオープンした寿司屋のレセプションで酔っ払い、
参加していた、YOSHIKI(XJAPAN)の携帯電話を借りて、自分の携帯に赤外線通信をしようとしたり、『ヘキサゴンII』への出演交渉を一時間近くにわたり繰り返していたという。
そういえば、二岡選手とのスクープも飲んだ帰りでの出来事だった。

沢尻エリカは、周囲の関係者はどうとらえてたかはわからないが、2005年『パッチギ!』での高評価からドラマ『1リットルの涙』『タイヨウのうた』とファンの心をとらえていた。
ただ、2005年に『パッチギ!』に関して聞かれ、「映画だけど映画じゃない。そういう事実を伝える最高の教科書みたいなもの」「結果がどうであれ物事にぶつかっていくことに意味がある」と強気のコメントをしていた。2006年には『1リットルの涙』の取材で自分の好きなところ嫌いなところを聞かれて、「嫌いなとこも好きなとこも天然パーマなところ」「自分のいいところはごきげんなところで、ダメなところは、飽きっぽいところと熱しやすく冷めやすいところ」「好きな言葉は『ありがとう』で、嫌いな言葉は『がんばれ』」と答えるなど、サバサバした発言が特徴的で、すでに「エリカ様」「女王様」と呼ばれていたようだ。
2007年9月20日には『女性セブン』が、沢尻と映像作家やハイパーメディアクリエイターとして活躍する高城剛氏(43)の“車チュー”&お泊まりデートを報じた。
高城氏とはすでに二人で海外旅行に行ったなどの噂はあった。
清純キャラはこうして次第にくずれつつあったが、ここで、沢尻のイメージをもっとも転換させた事件が起きた。
有名な「別に・・・」発言である。
2007年9月29日に主演映画「クローズド・ノート」(行定勲監督)の初日舞台あいさつに出た沢尻は、
はじめこそ「ありがとうございました」とあいさつしたものの。後は腕を組み、伏目がちで”ご機嫌ななめ”状態。司会から一番思い入れのあるシーンを問われても、「特にないです」。行定監督がフォローするかのように、撮影フィルムのロール数が300を数えたときに、沢尻が徹夜でクッキーを焼いてきたというほのぼのエピソードを明かしたが、どんな思いで焼いたんですか?にも「別に…」と不機嫌そうに答えた。
というものだ。
この場面が報道され、一気に世間の批判をかった。
「エリカ様」もこの時から定着したといえる。
10月4日には、自らテレビ朝日の「スーパーモーニング」に出演し、「あの日の行動ですべてをぶち壊してしまった」と涙ながらに謝罪した。
その後、批判派、擁護派と出てきたが世論はおおむね批判派だったようだ。
2007年版「女が嫌いな女」ランキング(週刊文春)では昨年は「圏外」だったにもかかわらず、沢尻エリカ1位だったことからも、世間の評価がわかるというものだ。(ちなみに、前年の1位は細木数子)
エリカ様に投票したという読者の声
「『1リットルの涙』で号泣して次の日、目を腫らして会社に行ってたのに。涙を返せ! クソガキ! ってのが本音です」(29歳、製造)
が一般的なファンの気持ちを代表しているようだ。

2008年に入ってからも、3月29日に恋人高城氏とのバカンスを終えて千葉・成田空港に着いた沢尻は、報道陣の前で化粧ポーチのフタが外れて散乱してしまい、思わず「Oh,shit!」(くそったれ!)と英語でやってしまった。報道陣には、ロンドンではゆっくりできた?の問いかけに「うん、できたよ」、次回作の映画の準備をしていた?には「違うよ」。来月8日の誕生日は「日本にいるよ」と受け答えし、「エリカ様」ぶりを発揮している。

こうしてみると、山本、沢尻ともさすがの個性派である。個性は大切にしながら、タレント業、女優業を真摯に続ければ、二人とも芸能界で生き残るだろう。

あえて「どっちが勝ち組み」か決めるとなると「不倫批判」の方が世間の評価は厳しいと感じるので、
勝者は「山本モナ」。

で、お分かりと思うがこの場合勝者の方が芸能界では「厳しい立場」になるので、山本モナさんには早く世間の信頼回復するように努力してほしい。3度目は無しとしてほしいものだ。

まったくもって、独断と偏見で比較させてもらった第二回目。
『おせっかいといわれればお許しを。』

以上、情報はWikipediaによる。

(編集部:TAKESHI)


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