アーセナルのFWエマヌエル・アデバヨールが、注目が集まる自身の去就についてコメント。今オフの移籍が噂されていた24歳は、一転してアーセナル残留を明言した。

 2007-08シーズンのアデバヨールは、48試合に出場し、30ゴールを記録。アーセナルの新たなエースストライカーとして、その才能を開花させた。そんな活躍に目をつけたACミランやバルセロナがこのトーゴ代表FWの獲得に乗り出していた。

 しかし、オーストリアのウィーンでスポンサーのイベントに出席したアデバヨールは、移籍のウワサについて「金のために移籍するつもりはない」と語り、アーセナルで自身のキャリアを続ける意向を示した。

「僕はアーセナルで素晴らしい内容の契約を結んでいる。チームも素晴らしいし、世界でも最高のクラブの一つだと思っているよ。子供の頃、僕はサッカー選手になって、ビッグクラブでプレーすることを夢見ていた。その夢がいま叶っているんだ。中にはお金のために移籍する選手もいるし、環境を変えるための移籍だってあるだろう。ただ、僕はとにかくサッカーを楽しみたい。サッカーを愛しているからね」

 アーセナルでのキャリアについての満足感を語ったアデバヨールは、「歳が近い選手が多く、チームには兄弟や家族のような雰囲気がある。」とロンドンの地を離れるつもりがないことを、最後まで強調。「華麗なフットボールを続けながら、これからはタイトルを狙っていきたい」と念願のタイトル獲得を誓っていた。