去年の1月にピザハットのタイアップで導入されていた『コードギアス 反逆のルルーシュ』のピザボックス。ちなみに現在は『マクロスF』のピザボックスでお届け中(6/18までの数量限定)。

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現在放映中のテレビアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュR2』は、アニメファンの間では好評なのですが、視聴率的には苦戦を強いられています(日曜の17時というリアルタイムでは見づらい時間帯の影響もある模様)。この状況に制作サイドも危機感を持ったのか、突如芸能人出演の特番を放送するという手を打ってきました。この特番「アキバで対決!コードギアス祭」は、番組内容もさることながら、芸人のよゐこ有野が語ったコメントがファンの怒りを買いブログが炎上したことでも話題となったので、ご存じの方も多いでしょう。

一体、番組内で何が起こっていたのかを具体的に書いた報道は今のところあまり見かけませんので、実際に視聴した私がその内容をレポートしてみたいと思います。個人的に色々思うところもあるのですが、まずはどんな番組だったのかを以下に書いてみます。

●2008年6月1日放送「アキバで対決!コードギアス祭」プレイバック
(有野)「アキバで対決! コードギアスまつりー!」
何の前フリもなく、よゐこ有野が番組開始を秋葉原の歩道でいきなり宣言。
その声に合わせ、共演の芸人&タレントが「いえーーいっ」と手を叩きつつ、強引にテンションを上げていきます。冒頭の数秒で、この番組がただごとではないと直感しまくり。

出演は司会進行のアメリカザリガニ(柳原&平井)、よゐこ有野、夏川純、サンドウィッチマン(富澤&伊達)、三宅ひとみの計7名。お笑い芸人5人+女性タレント2名の構成です。

(有野)「始まりましたね、コードギアス祭。(コードギアスを)サンドウィッチマンは知ってる?」
(サンド伊達)「全く知らないです(キッパリ)」
(サンド富澤)「無知です」
(サンド伊達)「なんでここにいるのかも分かんないですね」

そのあまりに正直な意見を笑顔で聞く夏川純(ニコニコ)。
コードギアス12話に声優として出演する、この番組唯一の関係者・三宅ひとみは、作品内に登場する学生服のコスプレで登場。彼女は女性アイドルグループ「アイドリング!!!」のメンバーですが、主戦場がフジテレビ721(CS放送)の新人さんなので、知名度的にはちょっと厳しい感じです。

(有野)「以上のメンバーでやっていきたいと思いまーす」
(アメザリ柳原&平井)「こらこらこらこらこらーーっ!!」
無視されそうになったアメリカザリガニが、教科書通りのベタなツッコミでフレームイン。二人とも真っ赤なジャケットを着ているので、かなり目立ってます。
(柳原)「こんな赤いのすぐわかるやろ!」
そんなやり取りをした直後、画面が切り替わり、ナレーションで番組の趣旨が説明されていきます。

(ナレーション)「有野&夏川チームと、サンドウィッチマン&三宅チームに分かれて、アキバを舞台にゲーム対決3本勝負! 勝ったチームにはコードギアスのブルーレイソフトをプレゼントしまーす」
ここで画面はアキバに戻り、司会進行のアメリカザリガニがプレゼントの解説をする場面に切り替わります(コードギアスのソフトの解説場面はカット)。

(アメザリ柳原)「そしてさらにこちらでございますドン! はい、プレイステーション3も!」
(夏川)「わーーっ!」
(サンド富澤)「うわー、プレステ3欲しー!」
(三宅)「ほしーい」
と一部面子は大盛り上がり(ちなみに有野晋哉はノーリアクション)。

(アメザリ柳原)「なんと、なんとですよ! 谷口悟朗さんのサイン入りでございます!」
(サンド富澤&伊達)「誰だよ!!」
コードギアスの知識ゼロなサンドウィッチマンが、最速で見事なツッコミを繰り出します。そんな出演者達にアメザリ平井がフォロー解説を開始。
(アメザリ平井)「コードギアスのね、監督ですよ。他にも色々サンライズ作品もやってますが、(編集でカット)…凄い監督です」

この流れで、よゐこ有野が例の発言をします。
(有野)「手に入れてからシンナーとかで消したらいいから」
(アメザリ柳原)「やめとけーい!」
バラエティ的に正しいこのやり取りで、自然と笑いが生まれ、ツカミはOK的な感じで一連の説明は終了。この後ゲーム対決へと移っていきます。

ゲームの第1弾はメイドカフェで対決。
(アメザリ柳原)「あのー、こちらはですね「雲雀(ひばり)亭」というお店でございまして、いま秋葉原で一番熱いメイドカフェと言われております」
(出演者一同)「へえーーっ」
(サンド伊達)「メイドカフェですか。いやー、来たかったんですよ僕(ニコニコ)」
(サンド富澤)「初めてですね、初めて(ニコニコ)」

この「雲雀亭」は、知る人ぞ知るメイドさんが全員「女装の男性」という不定期営業のお店。お店のチョイスはヒネリがあっていいと思うのですが、コードギアスとの関連性は全くありません。入店後、メイドさんが女性でないことに気付いた出演者は、
(サンド伊達)「まさか、男子ですか? 何やってんすか…」
とメイドさんに向かってコメント。

ここでの対決内容は「ロシアンたこ焼き対決」。要はたこ焼きの中に1つだけ入ってる“激辛たこ焼き”を食べた方が負けというゲームです。この一連のやりとりは、低予算な深夜バラエティのそれと変わりません。ここでは、サンドウィッチマン富澤が激辛たこ焼きを食べて負け確定。そして罰ゲームで、雲雀亭の人気メニュー(?)「ゲロマズドリンク」を飲んで終了。

ゲーム終了後は、コードギアス第1部のダイジェスト映像をみんなで鑑賞です。バラエティなノリとは真逆のハードな内容に出演者の表情は自然と固くなりますが、多少なりとも興味は持った様子。予備知識なしでコードギアスの一端に触れるとこんな感じになるという、ある意味貴重な映像です。

ダイジェスト映像鑑賞終了後、アメザリ両人が感想を聞いていきます。
(アメザリ平井)「……というような感じでございますね」
(アメザリ柳原)「さらっとした流れでしたけれども、いかがでしたか?」
(有野)「すごいね(素直に感心)」
(アメザリ平井)「ホントに壮大な親子喧嘩でございます」
(有野)「お父さんの髪すごいね。あれね、何あれ?」
(アメザリ柳原)「(ブリタニア)皇帝の証なんでしょうね。あの段の多さがみたいな」
(有野)「それを切れっていう親子喧嘩ってこと?」
(アメザリ柳原)「違いますっ!」
コードギアスネタでボケるよゐこ有野に、アメザリ柳原がツッコんで、現場に笑いが自然発生。よゐこ有野は芸人としての仕事をキッチリこなしています。