27日にフランス対エクアドルの国際親善試合が行われ、代表デビューとなったFWバフェタンビ・ゴミのゴールで、フランスが2−0で勝利した。
 22歳のサンテティエンヌ所属のストライカーは、デビュー戦で2得点を決めるというジネディン・ジダン以来の快挙を達成。28日の代表メンバー発表に向けて、30名を23名に絞り込まなければならないドメニク監督にはうれしい悩みをもたらしたようだ。
 ゴミの活躍の陰で、ハーフタイムで彼にポジションを譲ったジブリル・シセは複雑な心境だろう。前半にアネルカのクロスを頭で合わせ損ねたシセは、観客からブーイングを浴びる始末だった。
 
 ゴミは派手なデビューにもかかわらず試合後は冷静で、「ジダンと比べるのはやりすぎだと思う。僕はまだまだ学ぶべきことが多いし、もっとうまくならないといけない」と話した。
 また、ドメネク監督は、「ゴミはメンバーに入っているほかのフォワードと同じような才能を持っていることを示してくれた。フランス代表としてこれから長いキャリアを築くことを願っているよ。今夜(27日)は眠れないね。水曜日には7人の選手たちに大会には出られないと伝えなければならないのだから」と話した。