ハッスル軍の救援に駆けつけたのは、“ハードゲイ大将”天龍源一郎だった!

写真拡大 (全4枚)

7月11日(水)後楽園ホールで開催された『ハッスル・ハウス vol.26 ハッスル・キングフォーエバー2007』。本大会は、先月17日に行われたハッスル上半期最大のビッグイベント『ハッスル・エイド2007』開催後、初のイベントで、また、初期のハッスルシリーズを支えた国民的人気プロレスラー、故・橋本真也さんの3回忌興行でもあった。

会場には平日夜にも関わらず、2260人の超満員のファンが集まり大盛況。オープニングから川田利明が登場し、先のエイドで高田総統の横やりにより不満足なかたちで終わっていたチャゲ&飛鳥の名曲『YAH YAH YAH』を再び熱唱・・・する筈が今度はチャゲ&飛鳥のモノマネを得意とするお笑いコンビ、ノブ&フッキーが乱入。またしても川田の単独リサイタルは阻止された。

この日のハッスルはオープニングから異様な盛り上がり。第1ハッスルに出場した恐・イタコにはファンの期待通りに橋本真也さんが降臨。大“橋本コール”の中、ハッスル軍を守るべく、本来味方である筈のバンパイア1世&2世に得意のミドルキックやDDTを繰り出し、KUSHIDA&チエをサポート。最後はKUSHIDAが勝利を掴むと、二人は橋本さん(恐・イタコ)へ深々とお辞儀をした。

また、セミハッスルでは、夢のBI対決、アントキの猪木&崔領二vsジャイアント・バボ&アン・ジョー司令長官の一戦が行われ、猪木のコールには元新日本プロレスの田中リングアナが、バボのコールには全日本プロレスの木原リングアナがそれぞれ行うなど力の入った豪華な演出に観客は大熱狂。試合は序盤から猪木がバボへアリキック。対するバボも馬場ムーブを随所に取り入れ応戦し、終盤には猪木がアン・ジョーへ卍固め、バボが崔へコブラツイストを同時に決める名場面も生み出した。試合は崔が那智の滝でバボを沈めると、猪木と崔は万感の1、2、3、ダーを決めた。

休憩明けにはインリン様がリングに登場。エイドのムタ戦ではM字の秘境に屈辱の毒きりを受け惨敗したインリン様。このフィニッシュは、実況席にいた眞鍋かをりも「デリケートな部分ですから」と絶句をした程のインパクトを与えたが、どうやらインリン様の体調は回復している様で、機嫌も上々。この日は自ら「皆にM字ビターンをプレゼントするわ」とノリノリだったが、M字を披露しようとするや吐き気を催しうずくまってしまう。インリン様に妊娠(懐卵)の事実が発覚。ムタの子供を授かっていたインリン様は、結局、アン・ジョーと島田二等兵に抱えられ退場する羽目になった。

更に、メインハッスルでは、川田&ノートン&ゴモラvsHG&坂田&RGの6人タッグマッチが行われ、試合はモンスター軍が圧倒的な強さで勝利を挙げた。しかし、試合後も暴挙を続けるノートン&ゴモラの前に、なんとハードゲイスタイルとなった天龍源一郎が援護に駆けつけ、外人コンビを追っ払うと、「男はな、覚悟を決めたら、迷わず突き進むんだよ」と粋なコメントで場内を沸かせた。これには高田総統も怒り心頭、14日の浜松大会で天龍+ハッスル軍とモンスター軍による6人タッグマッチをアナウンスしたが、HGが天龍にハッスル軍加入を呼びかけると、天龍は無言でリングを後にした。

エンディングでは、橋本さんの長男・大地君に、次女・ひかるちゃんもリングに登場。凄まじい盛り上がりとなった今宵のハッスル・ハウスは、坂田の音頭により、橋本さんに捧げるトルネードハッスルでお開きとなった。

ハッスル・ハウス vol.26 全試合結果


メインハッスル 6人タッグマッチ
HG
坂田 亘
×RG
8分45秒
スピンキック
“モンスターK”川田利明○
スコット・ノートン
ゴモラ
セミハッスル タッグマッチ
アントキの猪木
○崔 領二
8分2秒
那智の滝
ジャイアント・バボ×
アン・ジョー司令長官
第2ハッスル タッグマッチ
○キンターマン
クロダーマン
10分58秒
キンタ●包み
TAJIRI×
“ファイアーモンスター”ACHICHI
第1ハッスル ハンディキャップマッチ
○KUSHIDA
\(^o^)/チエ
7分12秒
超新星プレス
恐・イタコ
スーパー・フライング・バンパイア1世×
スーパー・フライング・バンパイア2世